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2023 Fiscal Year Annual Research Report

The dynamics of gender structure in rural areas through overlapping networks between women and men

Research Project

Project/Area Number 18K18299
Research InstitutionKinjo Gakuin University

Principal Investigator

畠山 正人  金城学院大学, 国際情報学部, 教授 (50635240)

Project Period (FY) 2018-04-01 – 2024-03-31
Keywords農山村 / 中山間地域 / ジェンダー / 男女共同参画 / 地域資源 / 地方創生
Outline of Annual Research Achievements

本研究は、農山村における近年の男女間ネットワーク、具体的には、男女を交えたコミュニティ活動に焦点をあて、それが農山村における女性エンパワーメントとジェンダー関係の変化に如何に機能するかを検討した。男女によるコミュニティ活動は、特に農山村においては、「男=主/女=従」という関係性において取りなされることが多く、そこに農山村におけるジェンダーが色濃く現れていることが強調されてきた。だが近年では、農業のインテグレーションや移住対策などの新規的な取り組みを地域において草の根で行う動きが出てきている。その中で男女間のネットワークの内実と機能が変わってきているという仮説のもと、その検討を行うのが本研究の目的である。
過去調査で既に主たる調査地域(愛知県豊田市大野瀬町、以下、大野瀬町)において、具体的な活動に対して参与観察、インタビュー調査、アンケート調査を交えた調査を行った。その上で、今年度は追加的調査およびその整理を行なった。
まず2019年に行なった大野瀬町における音楽普及活動と在外移住者との交流活動における調査ついての整理を行なった。活動に対する感情の高揚をフロー体験チェックリストにより析出した結果、それら活動においては壮年男性の結果に変化が無いのに対し、女性、Iターン者、若者の感情の大幅な高揚が見られた。換言すると、近年の農山村における男女間の活動において、これまで「潜在的な担い手層」とされてきた住民の意欲を高めることは可能であることが示唆された。
一方で2023年度の追加調査において、これら活動が近年停滞している(COVID-19の影響と考えられる)ことで、これら人材の地域活動貢献の意欲が低減していることが示された。つまり、これら活動のサイクルを継続して実践することが地域において不可欠であると考えられる。また今後の課題として、これらの機能を担保する組織的要件を探ることが挙げられる。

  • Research Products

    (1 results)

All 2023

All Journal Article (1 results) (of which Open Access: 1 results)

  • [Journal Article] 地域と大学生との間の地学連携の「熟成」に関するケーススタディ2023

    • Author(s)
      畠山正人・西塚早咲
    • Journal Title

      城学院大学人文・社会科学研究所紀要

      Volume: 27 Pages: 1-12

    • Open Access

URL: 

Published: 2024-12-25  

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