2020 Fiscal Year Annual Research Report
Construction of the surgeon's education system using the comprehensive pediatric laparoscopic surgery simulator with objective surgical evaluation system.
Project/Area Number |
18K18415
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Research Institution | University of Tsukuba |
Principal Investigator |
神保 教広 筑波大学, 医学医療系, 講師 (10650559)
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Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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Keywords | 小児 / 内視鏡手術 / 網羅的疾患シミュレータ |
Outline of Annual Research Achievements |
技術評価システムを備えた小児内視鏡外科手術の網羅的疾患シミュレータとして、腎盂形成モデルの作成と臨床応用としての術前シミュレーションや後進教育に使用してきた。後進教育では筑波大学附属病院にて臨床実習中の学生及び初期臨床研修医・後期臨床研修医を対象とした内視鏡手術手技のハンズオンセミナーに使用している。系統的外科医育成システムの一環として、卒前教育にも使用可能で、週一回のハンズオンセミナーで主に医学生での使用経験を積んだ。外科医育成への応用では、外科専攻医の被験者での使用を予定していたが、流行性疾患(COVID-19)の蔓延のため、対面での研究制限や毎週定期開催しているハンズオンセミナーすらも中断を余儀なくされた。学内の感染対策が緩和した期間には、トレーニング設備の環境整備及び感染対策に必要な処置を講じた上で、国内流行状況を把握しながら安全にハンズオンセミナーの開催を可能な限り行い、カリキュラム作成及びシミュレータ開発のデータ収集に努めた。疾患シミュレータの改良・改変作業についても対外的な企業との打ち合わせに制限がかかったが、適宜Web会議などを重ねる事で少しずつではあるが、計画を進める事ができた。 一方で開発している客観的技術評価可能な内視鏡外科シミュレータは、これまで開発してきたシミュレータ及び本研究で開発した腎盂形成モデルは、希少高難度疾患が多い小児外科領域における医学シミュレーションにおいて有用と考えられ、小児内視鏡手術に特化した著書に掲載するため執筆・発刊された。
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Research Products
(8 results)