2021 Fiscal Year Research-status Report
Long-term careアウトカム質指標の開発:施設・在宅横断型指標の構築
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18K18446
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
五十嵐 歩 東京大学, 大学院医学系研究科(医学部), 准教授 (20595011)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
福井 小紀子 東京医科歯科大学, 大学院保健衛生学研究科, 教授 (40336532)
池崎 澄江 千葉大学, 大学院看護学研究科, 教授 (60445202)
柏木 聖代 東京医科歯科大学, 大学院保健衛生学研究科, 教授 (80328088)
山本 則子 東京大学, 大学院医学系研究科(医学部), 教授 (90280924)
成瀬 昂 東京大学, 大学院医学系研究科(医学部), 特任准教授 (90633173)
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Project Period (FY) |
2018-06-29 – 2023-03-31
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Keywords | ケアの質指標 / 長期ケア / 高齢者 / アウトカム / プロセス |
Outline of Annual Research Achievements |
研究4年目である2021年度は、2020年度に完成させた在宅ケアの質指標の妥当性・信頼性の検討を行った。在宅で訪問看護サービスを利用している75歳以上の高齢者55名に対し、訪問看護師と訪問看護師、訪問看護師と介護支援専門員による評価の評価者間信頼性、再テスト信頼性を検討した。また訪問看護師・介護支援専門員に対しインタビュー調査を実施し、表面的妥当性の検討を行った。 さらに介護施設における質指標の活用可能性について検討するため、有料老人ホーム・特別老人ホームに入居している75歳以上の高齢者5名に対し、看護職と介護職による評価の評価者間信頼性、再テスト信頼性を検討した。また看護職・介護職に対しインタビュー調査を実施し、表面的妥当性の検討を行った。新型コロナウイルス感染症流行の影響により介護施設での調査が制限され、十分なサンプル数を収集することが困難だった。そのためさらに計画を1年延長し、2022年度に療養病床・介護施設での調査を継続する変更を行った。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
在宅ケアにおける質指標の妥当性・信頼性の検証は実施できたが、新型コロナウイルス感染症の流行により療養病床・介護施設における調査が制限されたため十分なサンプル数を集めることができず、調査の継続が必要であるため。
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Strategy for Future Research Activity |
2022年度は、2021年度に実施した介護施設における調査を継続し、療養病床・介護施設における質指標の妥当性・信頼性の検討を行う。在宅ケアにおける調査結果と、療養病床・介護施設における調査結果を統合して日本のLong-term Careに適した療養病床・施設・在宅横断型の質指標を作成し、さらに作成された高齢者データベースで定期的にデータ収集するシステムを検討する。
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Causes of Carryover |
2021年度は新型ウイルス感染症流行により、療養病床・介護施設における調査を必要サンプル数で実施することができなかったため、2022年度に継続して実施する計画である。
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Research Products
(1 results)