2019 Fiscal Year Research-status Report
Unveiling "Hinglish" language in South Asia
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18K18499
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Research Institution | Tokyo University of Foreign Studies |
Principal Investigator |
萬宮 健策 東京外国語大学, 大学院総合国際学研究院, 准教授 (00403204)
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Project Period (FY) |
2018-06-29 – 2021-03-31
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Keywords | インド英語 / ヒングリッシュ / 語彙 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究の目的は、英語の一変種でありながら、その統語的・音韻的特徴が明らかでないイ ンド英語の言語学的側面からの特徴を明らかにする点にある。具体的には、本件申請者の専 門であるウルドゥー語(およびヒンディー語)との音韻・統語面における相互の影響を考 慮しつつ、その特徴を明確にすることを目的としている。 2019年度は、イギリス、UAEに居住するインド、パキスタン出身者が話す言語調査をとおして、その中の英語に関する特徴の一部を明らかにしようと試みた。出身地や、滞在期間などで個々の特徴に共通点を見いだすことはなかなか困難ではあるが、それでも最終年度に向け、当初の計画に従った作業は進んでいる。また、メディア(今年度は映画)の中で登場人物が話す会話での英語語彙使用についても、実際に公開されている映画を題材にデータ収集を試みた。扱えた映画は当初考えていたよりは少なくなったが、また、映画のダイアローグは、台本に書かれたもので、自然言語とは一線を画すべきだという点を考慮しつつ、データの1つとして収集を試みた。 なお、別項目でも触れているが、今年度は、コロナウイルスの拡大により、当初予定していた海外調査のうち2020年2月に実施予定のインドでの調査ができなくなったため、計画全体は若干の遅れを伴っている。現地での情報・資料収集は先の状況が読めないため、対象の変更等を検討中である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
日本国内での研究については、予定どおり進めることができたと考えるが、2020年になってから、新型コロナウイルスの影響による海外渡航が困難となり、海外での現地調査ができていないことから、やや遅れていると言わざるを得ない。一方で、海外調査は本研究の核となるべき部分であり、オンラインでの調査がどの程度可能かも含めて、現在調整を開始したところである。 また、現在までに得られた各種資料については、その修正・整理・分類作業が進みつつあり、本研究開始当初から保有していた資料と合わせ、分析が進んでいる。
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Strategy for Future Research Activity |
2020年度は、最終年度となるが、新型コロナウイルスの影響がどの程度残るのか、現時点では見極めが困難であり、特に海外での現地調査が実施可能かどうかが、本研究遂行にあたっての問題となる。場合によっては、1年間の研究期間延長も考慮せざるを得ないと考えている。 したがって、2020年度は、現時点で収集できている各種データの再構築と分析に重点を置くこととし、状況が好転したら、残されている海外での現地調査を実施していく予定である。
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Causes of Carryover |
2020年になってからのコロナウイルス蔓延による海外渡航中止など、当初予定していた支出ができなかったことが、主たる理由である。インドを初めとする調査予定地の状況が好転し次第、先方の都合を確認し、出張を実施予定である。
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Research Products
(1 results)