2021 Fiscal Year Annual Research Report
Virtual hunting: a tourist attraction for PA with rainforests
Project/Area Number |
18K18540
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Research Institution | Tokyo Metropolitan University |
Principal Investigator |
沼田 真也 東京都立大学, 都市環境科学研究科, 教授 (20391138)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
保坂 哲朗 広島大学, 国際協力研究科, 准教授 (50626190)
高木 悦郎 東京都立大学, 都市環境科学研究科, 助教 (60718675)
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Project Period (FY) |
2018-06-29 – 2022-03-31
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Keywords | 保護地域 / 哺乳類 / カメラトラップ / 映像 / ビデオ / 観光 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究では、東南アジア熱帯雨林を有する半島マレーシア、ジョホール州、エンダウロンピン国立公園およびタマンネガラ(国立公園)において、野生生物の生態学的研究手法(センサービデオカメラトラップ)を活用した観光アトラクションプログラム(バーチャルハンティングプログラム:VHP)の開発を進めている。2021年度も新型コロナウイルス感染症拡大の影響により、現地調査を行うことができず、オンライン会議システムを用いた国立公園管理者(ジョホール州、野生生物局)との打ち合わせ、及びエンダウロンピン国立公園の自然散策路および林道において撮影した野生生物映像データの解析を中心に行った。カメラトラップで得られた映像データのデータベース化を進めつつ、これらのデータを用いて観光利用が野生生物の生態に与える影響についての成果について論文執筆を行っている。また、実務者のために得られた映像データから簡易にリストを作成するプログラム(File List Maker for VH)を作成した。さらに、野生生物の豊富さと嫌悪を引き起こす自然体験との関係についても議論を行った。2020年に深刻化した新型コロナウイルスの世界的流行により、マレーシアの自然ツーリズムも極めて甚大な被害を受けており、これらの影響からの回復が急務となっている。今後も、本研究で得られた知見を活用しながら、東南アジアの保護地域における持続可能な観光開発のための仕組みを検討していく予定である。
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