2020 Fiscal Year Annual Research Report
Higher-level sharing of natural conversation teaching materials which facilitate the oral communication proficiency:For the formation of the community
Project/Area Number |
18K18685
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Research Institution | National Institute for Japanese Language and Linguistics |
Principal Investigator |
宇佐美 まゆみ 大学共同利用機関法人人間文化研究機構国立国語研究所, 日本語教育研究領域, 教授 (90255894)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
山崎 誠 大学共同利用機関法人人間文化研究機構国立国語研究所, 言語変化研究領域, 教授 (30182489)
小川 都 大学共同利用機関法人人間文化研究機構国立国語研究所, 日本語教育研究領域, プロジェクト非常勤研究員 (00824822)
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Project Period (FY) |
2018-06-29 – 2021-03-31
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Keywords | WEB教材 / 共同構築型教材 / 自然会話リソースバンク / 自然会話教材 / コミュニケーション能力養成 / 会話能力 / 語用論 / 高度共有化 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究では、今日「自然会話データ」の意義と貴重性が認識されていることに鑑み、NCRB(Natural Conversation Resource Bank)という「自然会話リソースバンク」を構築し、オンライン上にプラットフォームを構築することによって、収集や文字化に膨大な時間と労力がかかる「自然会話の分析」と、それを用いた「自然会話を素材とする教材」を、広く関連の研究者、教育者に公開し、活用してもらうことを企図している。より具体的には、NCRBは、「研究用」と「教材用」の2つから成る、自然会話データを格納した共同構築型多機能データベースとなっている。本研究の目的は、そのうち、教材用のシステムを用いて、国内外の協力者にNCRB上で「自然会話を素材とする教材」の作成を行ってもらい、その評価と分析を行うことである。その上で、今後の自然会話教材のオンライン上での高度共有化に向けての「共同体」の形成・発展のための「基盤」を構築することである。 2020年度は、昨年度までに構築し、試験運用しているNCRBに、今後の公開に向けて、そのための機能の拡充を行った。また、実際の教材作成機能や、利用の際の動作確認を兼ねて、いくつかの新規教材を作成し、格納した。また、「研究用」のほうには、『BTSJ日本語自然会話コーパス(トランスクリプト・音声)』(2021年3月版)を搭載し、完成させた。また、2021年3月27日には、会話・談話研究シンポジウムと共催で、最終成果発表会「『BTSJ日本語自然会話コーパス』と 『自然会話を素材とする共同構築型WEB教材NCRB』の展開」を開催した。
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Research Products
(22 results)
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[Journal Article] はじめに2020
Author(s)
宇佐美まゆみ
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Journal Title
宇佐美まゆみ(編)『日本語の自然会話分析ーBTSJコーパスから見たコミュニケーションの解明』くろし お出版
Volume: 1
Pages: v-xx.
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