2018 Fiscal Year Research-status Report
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18K18833
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Research Institution | Nagoya University |
Principal Investigator |
小俣 誠二 名古屋大学, 工学研究科, 特任助教 (60624814)
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Project Period (FY) |
2018-06-29 – 2020-03-31
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Keywords | ソフトメカニクス / ソフトアクチュエータ / フォトクロミックポリマー / 非接触駆動 |
Outline of Annual Research Achievements |
現状報告されている光運動アクチュエータは、駆動速度が低く、曲げ変形駆動しか対応できていないため、アクチュエータとしての応用が乏しい。このため、光刺激による非接触式直動アクチュエータの開発の目的として、光を吸収する効率を高め、柔軟な繊維を束ねることにより、高速かつ一軸方向への変位を可能とする駆動システムを創生することとした。 当該年度において、フォトクロミックな分子構造を有するモノマーの選定を行い、重合システムの構築を行った。また、作成した繊維の駆動性能を計測するためのシステム構成を素案し、顕微鏡上で動的に観察しながら計測が行えるように実現しつつある。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
【研究実績の概要】に示した様に、当初の研究実施計画に沿った進捗状況にあると言える。しかし、実験系構築に多くの時間を要した為に、十分な検証が行えなかった。また、モノマー濃度や溶媒の選択に関する検証が十分に行えなかった為、次年度において検証する予定としている。
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Strategy for Future Research Activity |
今後においては、【研究実績の概要】および【現在までの進捗状況】にて指摘したように、実験系構築に多くの時間を要した為に、十分な検証が行えなかった。また、モノマー濃度や溶媒の選択に関する検証が十分に行えなかった為、今度において検証する予定としている。これによって、非接触アクチュエータとしての特徴を設計する為の因子を解明する予定である。
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