2023 Fiscal Year Annual Research Report
The functionality of gut bacteria of an efficient scavenging animal, Marabou Stork (Leptoptilos crumenifer) and their potential for industrial use
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18K19272
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Research Institution | Chubu University |
Principal Investigator |
牛田 一成 中部大学, 応用生物学部, 教授 (50183017)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
土田 さやか 中部大学, 応用生物学部, 講師 (40734687)
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Project Period (FY) |
2018-06-29 – 2024-03-31
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Keywords | スカベンジャー動物 / アフリカハゲコウ / 腸内細菌 |
Outline of Annual Research Achievements |
2023年度については、2021年度に確立した方法を用い、これまでにアフリカハゲコウ糞便から分離した乳酸菌84株の抗菌活性検査を実施し、保健衛生効果を検証した。2018年以降にカンパラ市郊外ワキソ県所在のブタ屠場に集まる集団から12菌株、カンパラ市ゴミ処理場に集まる別集団から72菌株を分離し、検査対象とした。MRS液体培地中の前培養の後、同じ培地でプラトーまで培養し、遠心上清を得た。上清をそのまま、あるいは重炭酸ナトリウム中和して、それぞれペーパーディスクに吸着させた。日本国内のニワトリ由来大腸菌(ABPC、VCM、EM耐性)を被攻撃菌として用いた。大腸菌をMueller Hinton寒天培地上に塗抹した後、ディスクを貼り付け、阻止円の有無で抗菌性の判定を行った。pH調整をしない場合、84株中75株に阻止円形成が認められ、そのうちの6株には強い抗菌活性が認められた。pH調整をして乳酸の効果を除いた場合でも、23菌株の培養上清によって阻止円の形成が認められた。これら23菌株のうち、2株が屠殺場由来株で21株はゴミ処理場由来であった。後者にはL. agilis L. aviarius L. fermentum, L. gasseri, L. johnosonii, L. mucosae, L. oris L. reuteri, L. salivarius, L. vaginalisが含まれており、これらの菌株から 乳酸以外の抗菌物質が生産されていると考えられた。とくにゴミ処理場由来の菌株の割合が多かった(2/12 vs. 23/72)ため、これら消化管内の乳酸菌は、腐敗の進んだ生ゴミで生活するハゲコウの保健に貢献しているものが多いと考えられた。
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Research Products
(2 results)