2020 Fiscal Year Research-status Report
Longitudinal epidemiological study for early prevention of sarcopenia in middle-aged Japanese
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18K19665
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Research Institution | University of Tsukuba |
Principal Investigator |
山岸 良匡 筑波大学, 医学医療系, 教授 (20375504)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
久保田 康彦 公益財団法人大阪府保健医療財団大阪がん循環器病予防センター(予防推進部・循環器病予防健診部・健康開発, その他部局等, その他 (60814580)
陣内 裕成 日本医科大学, 医学部, 講師 (50805421)
村木 功 大阪大学, 医学系研究科, 助教 (70731561)
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Project Period (FY) |
2018-06-29 – 2022-03-31
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Keywords | フレイル / サルコペニア / リスクファクター / 介護予防 / 追跡研究 / 疫学研究 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究では、日常生活の改善により運動器機能障害の予防の介入効果がより大きいと考えられる中年期の生活習慣や食習慣、健診所見と、その後のサルコペニア・プレサルコペニアや膝痛・腰痛をはじめとする運動器機能障害の発症との関連を明らかにし、より早期の予防介入の方策を探ることとしている。 秋田県及び大阪府の住民健診受診者約2500名を対象に、サルコペニアの検査として筋肉量測定、握力検査、歩行速度検査、立ち上がり検査を行うとともに、膝痛・腰痛に関する問診を含む生活習慣に関する質問調査や食事調査を実施する。これらの検査・調査結果と約20年前(1990~2000年代)の健診所見等のデータとを突合したデータベースを構築し、コホート内症例対照研究により、過去の生活習慣や食習慣、健診所見と約20年後のサルコペニア・プレサルコペニア、膝痛・腰痛の発症との関連を縦断的に分析する。 令和2年度は、前年度に引き続き、自治体や関連機関との調整や、過去に収集した生活習慣や食習慣、健診所見などデータベース整備を中心に作業を行った。また当該地区において過去に実施してきたサルコペニア関連検査や膝痛・腰痛に関する分析を開始した。なお、感染症拡大防止の観点から、本年度は現地での検査は見合わせ、研究期間を1年延長することとした。 本研究は研究代表者のもと、30歳代を中心とする研究分担者、20歳代を中心とする研究協力者による多職種の若手研究者・専門職によるチームを組織して実施する。すでに、共同研究機関の20名以上の若手研究者により研究フィールド調査団を組織しており、次年度以降に向けて調査を行う準備を進めている。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
データの整理、蓄積、分析は順調に進んでいるが、感染拡大防止の観点から本年度は現地調査見合わせ、順延とした。
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Strategy for Future Research Activity |
研究期間を延長し、フィールド調査を進めるとともに、引き続きデータベースの構築と分析を進める予定である。
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Causes of Carryover |
感染拡大防止のため、本年度の現地調査を延期したため、次年度使用額が生じた。感染の再拡大がなく、現地での調査が可能な状況になれば、主に秋田、大阪での現地調査に用いる計画である。
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