2019 Fiscal Year Research-status Report
市民との対話から探求する学童を育てている家族の食に関する多彩な家族保健機能
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18K19678
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Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
山崎 あけみ 大阪大学, 医学系研究科, 教授 (90273507)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
菊池 良太 大阪大学, 医学系研究科, 講師 (40794037)
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Project Period (FY) |
2018-06-29 – 2021-03-31
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Keywords | 保健機能 / 学童 / 食行動 / アウトリーチ |
Outline of Annual Research Achievements |
大阪大学医学部附属病院 観察研究倫理審査委員会より 12月25日に承認を得て、親子インタビューによる質的データの収集を開始した。(承認番号19357)家族保健機能のなかでも「役割」に着目し、「子どもの食事の手伝い」について、家族の中でどのようにその役割がうまれるかを研究の問いとした。普段どの程度食事の手伝いをしているかは問わず、家族の食事状況、食卓の様子、食事についての役割分担、食事の手伝いにおける親子の関わりについて、まず前半30分は、養育者である大人から、後半30分には子どもも交えて親子で実施した。学童期後期の子どもとその養育者、計7組に親子インタビューを行い、逐語禄を作成し、分析も同時に行っている。 2月には、次年度のラボスタイルで市民と研究者が対話しながらのグループインタビューのデータ収集を2020年8月開催にむけて、共創機構社学共創本部と研究室のメンバーで打ち合わせを行った。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
親子インタビューは、順調にすすめることができたが、年度末にCOVID-19等の状況により量的調査のフィールドの調整ができず中断した。
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Strategy for Future Research Activity |
2020年度には、親子インタビューをあと3組実施する。また大阪大学の社会連携・アウトリーチ活動の専門である共創機構社学共創部門のはんだいラボにて8月にグループインタビュー実施の予定である。COVID-19の状況も踏まえつつ、グループインタビューはオンラインでの実施方法を検討している。量的調査は、A市の全小学校5-6年生に実施予定であるが、学校再開の状況をみつつ、調整に入る予定である。
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Causes of Carryover |
親子インタビューは順調にすすめることができたが、年度末に予定していた量的調査はCOVID-19の影響によりフィールドの調整が遅れた。次年度に実施予定である。
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