2020 Fiscal Year Research-status Report
市民との対話から探求する学童を育てている家族の食に関する多彩な家族保健機能
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18K19678
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Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
山崎 あけみ 大阪大学, 医学系研究科, 教授 (90273507)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
菊池 良太 大阪大学, 医学系研究科, 講師 (40794037)
川原 妙 大阪大学, 医学系研究科, 助教 (00877805)
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Project Period (FY) |
2018-06-29 – 2022-03-31
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Keywords | 保健機能 / 学童 / 食行動 / アウトリーチ |
Outline of Annual Research Achievements |
本年度の調査(親子グループインタビュー)は、大阪大学共創機構が2019年から子育て世帯を対象として提供している市民向け公開講座(HANDAI Lab @EXPOCITY)の一環として実施した。これは大阪大学吹田キャンパス近郊の大型複合施設EXPOCITYの一室で開催され、従来の講義形式の公開講座とは異なり、休日親子が気軽に立ち寄り、研究者とフラットに対話することを特徴としている。 2020年4月末までに、親子インタビュー10組を終了した。親の平均年齢は41.9歳、子どもは10.4歳であり、平均77.1(±11.3)分のインタビュー時間であった。親子グループインタビューは、17組の親子が参加し、親の平均年齢は41.1歳、子どもは9.6歳、平均33(±4)分のインタビュー時間であった。なお、グループインタビューは当初、EXPOCITYにて対面で実施予定であったが、COVID-19の影響により、ZOOMによるHANDAI Lab(オンライン)として実施した。4-5組の親子を1グループとし、各グループに共同研究者・研究協力者をファシリテーターおよびサポートとして各1名配置して実施した。食に関連して家族保健機能をどのように育んでいるのかという研究の問いについて、学童期の子どもにも理解しやすいように、「食事に関するお手伝い」という用語を用いてインタビューを進行した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
COVID-19の影響で、インタビュー調査は、オンラインに変更して実施できたものの、アンケート調査の方は、年度はじめ休校になったことなどから、予定していたM市小学校に問い合わせ・依頼することを躊躇した。
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Strategy for Future Research Activity |
今年度実施した質的研究からのデータを分析・食に関する多彩な家族保健機能の構成概念を生成する。その結果を参考にしながら、夏には、量的研究を実施する予定である。
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Causes of Carryover |
量的研究を実施するための予算を次年度に使用することとする
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Research Products
(2 results)