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2018 Fiscal Year Research-status Report

廃用性萎縮筋モデルとなるハイブリット細胞系の創出

Research Project

Project/Area Number 18K19747
Research InstitutionKyushu University

Principal Investigator

金子 弥生  九州大学, 医学研究院, 助教 (20647482)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 近藤 久雄  九州大学, 医学研究院, 教授 (20205561)
Project Period (FY) 2018-06-29 – 2021-03-31
Keywords廃用性筋萎縮 / 細胞内小器官
Outline of Annual Research Achievements

本研究では、培養細胞・単離オルガネラを用いた『廃用性萎縮筋のモデルとなるハイブリッド細胞系』を創出することを目指す。モデルin vitro系として二つを想定している。一つは、細胞膜を透過型にした培養細胞(セミインタクト細胞)を用いた「ハイブリッド培養細胞系」である。もう一つは、廃用性萎縮筋において細胞内小器官(オルガネラ)の異常が見出されていることから、「ハイブリッド培養細胞系」を更に押し進めたin vitro系として、単離したオルガネラを用いての「萎縮筋オルガネラ再構成系」である。
①「ハイブリッド培養細胞系」この系に用いる細胞として、萎縮筋上清と組み合わせた時に非筋細胞の方が細胞構造の変化が観察されやすいことが期待できること、セミインタクト細胞作成ノウハウの蓄積が多いことから、まずHela細胞を用いることとした。廃用性萎縮筋において異常が見出されている細胞内小器官をLiving cellで容易に観察できるようにするため、小胞体やゴルジ体を蛍光顕微鏡下で可視化できる安定発現細胞株を作製を試みた。現在使用するクローンを厳選しているところである。
②「萎縮筋オルガネラ再構成系」今までの試験管内小胞体再構成系はXenopusの細胞質を用いてしか行えなかった。これをRattusの細胞質でも行えるように改変を試みた。その結果、Rattusの細胞質を用いても試験管内で小胞体の網状構造を再構成することに成功した。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.

Reason

現在までのところ、特に問題なく進展している。
動物実験の規定の変更があったが、設備と技術も整ったので、動物実験にも取り掛かりたいと考えている。

Strategy for Future Research Activity

「ハイブリッド培養細胞系」に用いる細胞として、Living cellで小胞体やゴルジ体を蛍光顕微鏡下で可視化できる安定発現細胞株を作製する。これを用いてセミインタクト細胞の作製条件を決め、萎縮筋細胞上清を調整し、「ハイブリッド培養細胞系」を確立する。
「萎縮筋オルガネラ再構成系」ではRattusの細胞質を用いた再構成系は確立したが、これで再構成される小胞体の形態は網状構造であり、この構造は筋細胞でみられるシート状構造とは異なる。シート状構造を再構成する条件を検討し、その後萎縮筋細胞上清を用いた再構成系を構築する。

Causes of Carryover

動物実験以外の材料やシステム作りを行ったため。
次年度から動物実験を始めるため、これに費用を充てる。

URL: 

Published: 2019-12-27  

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