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2022 Fiscal Year Annual Research Report

Establishment for the Real-time visualization system of the radioactive material transfer in the small insect living outdoors..

Research Project

Project/Area Number 18K19855
Research InstitutionKyushu University

Principal Investigator

中島 裕美子  九州大学, アイソトープ統合安全管理センター(伊都地区), 教授 (70244340)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 藤淵 俊王  九州大学, 医学研究院, 教授 (20375843)
Project Period (FY) 2018-06-29 – 2023-03-31
Keywords放射性同位元素(Radioisotope:RI) / カイコ幼虫 / モバイルガンマカメラ / モンテカルロ計算コード / コリメータ / MAPMT / 分解能 / 性能評価
Outline of Annual Research Achievements

カイコ幼虫体内へ正確な放射能量のRIを取り込ませる手法として以前のように餌にRIを混入して投与する方法ではなく、一定量のRI入り水溶液を2種類(静脈注射と腸管内注射)の方法で投与することの有効性が示された。
一方モバイルガンマカメラを試作し、その性能評価としてエネルギー分解能の評価、コリメータの作成前評価としてPHITSを用いたコリメータ厚を変化させたときの分解能を評価した。AGG (Gd3(Al,Ga)5O12)シンチレータとMAPMT及び読み出し回路で構成されるガンマ線イメージングカメラで、平行多孔コリメータを通過したガンマ線を、ピッチ3.2 mmで12×12個並べたGAGGシンチレータで光信号に変換し、さらに8×8ピクセルのMAPMTで電気信号に変換し、64チャンネルの読み出し回路でデジタル化する。データはリアルタイムにPCに転送され、重心演算結果によりガンマ線の当たったシンチレータを特定し画像化する。コリメータには60 mm×60 mm×長さ30 mmで昨年度の本課題で作成した鉛製のものを用いた。MAPMTは浜松ホトニクス製のH12700A、増幅器形式は電荷増幅器、波形整形増幅器であった。シンチレータ、MAPMT、読み出し回路線源は137Cs、133Ba、60Coで、エネルギースペクトルから各線源でのエネルギー分解能を求めた。PHITSでガンマカメラの一部を再現、実測と同様の条件で計算を行い、実測と比較、それに基づきコリメータ厚を変化させたときの分解能を評価した。各線源でのエネルギー分解能を解析した結果、計算と実測で近い分布が見られた一方、一部ピクセルで感度異常が見られた。実測、計算の指標値の差からコリメータ厚変化に対する指標値の変化を示せた。今後は感度不良に対するソフトウェア側での補正の必要性と計算条件、結果の妥当性の検討し、高感度化、高解像度化を目指す。

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Published: 2023-12-25  

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