2018 Fiscal Year Annual Research Report
Comprehensive study on strong wind and storm surge disaster caused by typhoon Jebi
Project/Area Number |
18K19953
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Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
丸山 敬 京都大学, 防災研究所, 教授 (00190570)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
石川 裕彦 京都大学, 防災研究所, 教授 (60263159)
佐々 浩司 高知大学, 教育研究部自然科学系理工学部門, 教授 (50263968)
小林 文明 防衛大学校(総合教育学群、人文社会科学群、応用科学群、電気情報学群及びシステム工学群), 応用科学群, 教授 (80202068)
中北 英一 京都大学, 防災研究所, 教授 (70183506)
森 信人 京都大学, 防災研究所, 教授 (90371476)
梶川 義幸 神戸大学, 都市安全研究センター, 特命教授 (20572431)
松井 正宏 東京工芸大学, 工学部, 教授 (60350576)
野田 稔 高知大学, 教育研究部自然科学系理工学部門, 教授 (30283972)
西嶋 一欽 京都大学, 防災研究所, 准教授 (80721969)
牧 紀男 京都大学, 防災研究所, 教授 (40283642)
多々納 裕一 京都大学, 防災研究所, 教授 (20207038)
飯塚 聡 国立研究開発法人防災科学技術研究所, 水・土砂防災研究部門, 総括主任研究員 (40414403)
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Project Period (FY) |
2018-10-04 – 2019-03-31
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Keywords | 平成30年台風21号 / 強風災害 / 高潮災害 / 被害調査 / データ収集 / アンケート調査 / リスク評価 / グループ |
Outline of Annual Research Achievements |
台風21号の災害発生のメカニズム解明や人的・物的被害の実態解析のため、下記の6つのグループを中心に、自然災害研究協議会,日本風工学会,日本建築学会,土木学会,日本気象学会,日本鋼構造協会などに所属する研究者と協力しながら調査を行った. ①気象グループでは、被害発生の気象学的要因を明らかにするために,気象庁データ,自治体,民間の気象観測データなど,強風域,雲,雷雨などの各種データを集め,気象場の全体像を明らかにした.②強風被害グループでは、建物や構造物の強風災害の原因・メカニズムを明らかにするため,現地調査により被害の実態および,原因となった風および周辺の地物の状況を把握し,自治体,公共団体などの被害統計や強風の観測記録の収集を行った.さらに個別の構造物や人への被害発生プロセスを明らかにし,突風被害指標の適用性や被害低減策の検討を行った.③高潮被害グループでは、高潮・高波(浸水)災害の原因・メカニズムを明らかにするため,現地調査および数値シミュレーションにより,高潮による水位変化と高波の越波による被害を把握し,埋立地,人工島などの被災メカニズムに注目して検討を行った.また,台風に伴う気圧の低下による効果と風の吹き寄せ効果に着目し,現地調査に基づく観測データおよび数値シミュレーション結果を活用して高潮発生要因の検討を行った.④リスク評価グループでは,強風リスクの空間分布を明らかにするため,衛星写真やGISデータ,現地調査により街区における強風被害の空間的分布を明らかにした.明らかになった空間分布を説明し得る建築的および都市計画的要因を分析するとともに,その物理的メカニズムを明らかにした.⑤防災・減災グループでは、災害対応,復旧・復興体制の検証を行うため,インタビューおよび、アンケート調査を実施した。なお、平成31年3月25日に京都大学宇治キャンパスにおいて成果報告会を開催した。
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Research Products
(28 results)