2022 Fiscal Year Annual Research Report
Research and Study of Pre-modern Japanese Works in the U.S. (Richard Lane Collection) and its educational usage
Project/Area Number |
18KK0011
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Research Institution | National Institute of Japanese Literature |
Principal Investigator |
神作 研一 国文学研究資料館, 研究部, 教授 (30267893)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
山下 則子 国文学研究資料館, その他部局等, 名誉教授 (40311162)
入口 敦志 国文学研究資料館, 研究部, 教授 (80243872)
佐藤 温 日本大学, 経済学部, 講師 (30609152)
山本 嘉孝 国文学研究資料館, 研究部, 准教授 (40783626)
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Project Period (FY) |
2018-10-09 – 2023-03-31
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Keywords | リチャードレインコレクション / ホノルル美術館 / ハワイ大学 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究は、ホノルル美術館に所蔵されるリチャードレインコレクションを対象として、文献調査、国際共同研究会の開催、ハワイ大学大学院生ほか若手研究者に対する日本古典籍セミナーの開催の3点を柱として進めるものである。海外の共同研究者であるハワイ大学マノア校(UH)のロバート・ヒューイ教授と緊密に連携しつつ、研究を進めている。 前年度までと同様に本年度もコロナ禍の影響を強く受けたが、細心の注意を払いつつ数年ぶりに渡航しての文献調査を果たすことができたのは大きな収穫であった。この文献調査によって、積み残していた分の調査はひとまず完了した。積年にわたる調査によって、レインコレクションをめぐる基礎的な書誌データの編纂はここに完結することとなった。 さて、具体的な研究実績は以下の通りである。 まず「ホノルル国際共同研究会」を、2022年8月27日(土)にハワイ大学マノア校ハミルトンライブラリーにて対面開催した。基調講演はヒューイ教授。研究発表はバゼル山本登紀子司書・トンマージ助教・神作が行った。神作研一「リチャードレインコレクションの絵本と絵入り本」。また、2021年7月より『俳句四季』(東京四季出版)誌上で連載しているレインコレクションの紹介「てのひらの江戸 古典籍を旅する」も順調に継続しており、今年度は「北尾重政・勝川春章『青楼美人合姿鏡』」(39巻5号、2022年4月)から「河鍋暁斎『暁斎楽画』」(40巻4号、2023年3月)まで、12回寄稿した。
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Research Products
(4 results)