2020 Fiscal Year Research-status Report
Interdisciplinary collaborative research on rainforest conservation and development
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18KK0042
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
高崎 善人 東京大学, 大学院経済学研究科(経済学部), 教授 (00334029)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
小暮 克夫 会津大学, コンピュータ理工学部, 上級准教授 (00610057)
田中 万理 一橋大学, 大学院経済学研究科, 講師 (70792688)
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Project Period (FY) |
2018-10-09 – 2024-03-31
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Keywords | 開発経済学 / 地理学 / GIS / 貧困 / アマゾン / COVID-19 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究の目的は、学際的国際共同研究「ペルー・アマゾンの農村生計・貧困(Peruvian Amazon Rural Livelihoods and Poverty, PARLAP)」を強化することである。大規模ミクロデータ(流域全村調査、農村標本調査、家計標本調査、国勢調査) とリモートセンシング分析を統合する。COVID-19に対応してプロジェクトの見直しを行い、主に次を実施した。 1.PARLAP農村を対象に、COVID-19電話調査(フェーズ1)を実施した。同調査データの入力、校正、分析を行い、同調査のウェブサイトを立ち上げ、調査結果を発信した。ポリシーブリーフを発表した。 2.次のデータ作業を行った。1)家計標本調査データの校正、変数の作成。2)ペルー国勢調査データの整備(センサス年間の農村マッチング、農村位置の確認)。3)ペルー農業センサスの整備。リモートセンシング分析による、農村バッファーレベル・グリッドセルレベルのGISデータベース(土地利用等)の作成。 3. 次のテーマ研究を進めた。「生物資源の枯渇」、「民族史と考古学」(以上、論文を国際学術誌に発表)、「考古学データ」、「森林伐採」(以上、論文を国際学術誌に投稿)、「森林撹乱」、「環境資源調査法」、「自然保護区」、「地理的貧困の罠」、「洪水被害」(以上、分析)、「市場アクセスと環境」(若手研究者が主体の分析で、新たな若手海外共同研究者を追加してプロジェクトを拡大、発展)、「調査地選定における外的妥当性」(大学院生修士論文)。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
進捗が遅れているテーマ研究があるものの、比較的順調に進んでいる。
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Strategy for Future Research Activity |
1. データ作業を継続して行う。特に、リモートセンシング分析を行い、GISデータベースを拡張する。 2. COVID-19電話調査データの分析を行い、成果発表を行う。 3. 各個別テーマごとに分析を行い、成果発表を行う。
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Causes of Carryover |
一部のデータ作業の進捗が遅れたため。主に研究補助謝金に使用する。
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Remarks |
Takasaki, Y., O.T. Coomes, C. Abizaid. 2021. "COVID-19 among rural peoples in the Peruvian Amazon: Policy brief". DOI: 10.5281/zenodo.4683344
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Research Products
(9 results)