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2018 Fiscal Year Research-status Report

巨大リスクにどのように立ち向かうか? イスラエルとの共同研究

Research Project

Project/Area Number 18KK0048
Research InstitutionKonan University

Principal Investigator

筒井 義郎  甲南大学, 経済学部, 特任教授 (50163845)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 山村 英司  西南学院大学, 経済学部, 教授 (20368971)
高阪 勇毅  福山大学, 経済学部, 講師 (60632817)
林 良平  東海大学, 政治経済学部, 講師 (80633544)
Project Period (FY) 2018-10-09 – 2023-03-31
Keywords巨大リスク / 自然災害 / 軍事リスク / Health Belief Model
Outline of Annual Research Achievements

本年度は、11月末の研究資金の交付決定を受け、改めて国内の3名の研究分担者、およびイスラエルの4名の研究協力者と連絡を取り、研究体制および研究内容の確認・構築の作業を行った。イスラエルチームの1名(当初のチームリーダー)が体調不良のため、リーダーをShahrabani教授に当面、交代した。国内の分担者とはメールでやり取りをしたほか、数度会って、意思疎通を図った。その過程で、やはり両国のチームが会って信頼関係を築き、両国の置かれた状況についての相互理解を深めることが本プロジェクトの遂行のためには不可欠であるとの結論に達した。協議した結果、イスラエルチームのうち、体調不良のBenZion教授を除く3名が、2019年7月に日本を訪問し、代表者が所属する甲南大学にて、日本側4名と会合を持つことを決定した。その際の主たる話題として、日本においては地震・津波・噴火・大雨などの自然災害と原子力発電の被害にどう備えるかは大きな課題であるが、軍事リスクについてはいまだ潜在的リスクにとどまっている点を説明する一方、イスラエル側ではその逆に軍事リスクは日常的である一方、自然災害としては大火事の事件以外は、それほどの被害認識がない(らしい)という、両国の状況の違いについて理解を深めることが第1である。研究の内容については、まず、アンケートにおける質問事項の概要を日本側で取りまとめ、それをイスラエル側に送付した。次年度の初めにイスラエル側からの反応がある予定である。2019年7月の会合では、アンケート草案について意見の齟齬があった点について議論することも、重要な課題である。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.

Reason

研究の立ち上げにおいて、予定していたように、国内外の研究者と連絡を取り、研究体制・研究内容について基本的な合意をとることができた。両国の研究者の調整の結果、次年度にイスラエルチームが訪日するという計画に合意できた。イスラエルチームのリーダー(BenZion教授)が体調不良になるという予想できないアクシデントがあったが、リーダーをShahrabani教授に(当面)交代し、問題なく研究を続けることができた。

Strategy for Future Research Activity

2019年度には、7月にイスラエルチームが訪日し、両国の研究者が会合し、信頼関係を築くとともにアンケート調査に関しての議論を進める。その後、その際に提起されるであろう新たな問題を両国で相互に検討し、年度内にアンケート調査文案を策定する。2020年度にはアンケートを実施する。その後、アンケートで得られたデータを分析し、論文を作成する。その際、論文執筆に必要な追加的な情報・データ収集を目的として、日本側研究者がイスラエルを訪問する。

Causes of Carryover

11月末の交付決定で、実際に分担者が使用できるようになったのが年を超えたかなり遅い時期であったため、執行が間に合わなかった。このような可能性があることは見越していて、初年度には小額を申請していたため、次年度への繰越額は小さく、執行計画の変更を要するほどではない。

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Published: 2019-12-27  

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