2022 Fiscal Year Annual Research Report
A Study on the Pedagogical Documentation and ECEC Teacher Networks
Project/Area Number |
18KK0059
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
浅井 幸子 東京大学, 大学院教育学研究科(教育学部), 教授 (30361596)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
橘高 佳恵 横浜国立大学, 教育学部, 講師 (10827554)
椨 瑞希子 聖徳大学, 教職研究科, 教授 (30269360)
小玉 亮子 お茶の水女子大学, 基幹研究院, 教授 (50221958)
太田 素子 和光大学, 現代人間学部, 名誉教授 (80299867)
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Project Period (FY) |
2018-10-09 – 2023-03-31
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Keywords | ドキュメンテーション / 幼児教育 / 保育 / レッジョ・エミリア / レッジョ・インスピレーション / 評価 / 探究 |
Outline of Annual Research Achievements |
今年度は研究成果のとりまとめと報告を中心に活動を行った。 総括グループはドキュメンテーションの理論と実践の探究を行った。(1)日本保育学会の実行委員会企画シンポジウムへの招待を受けて、スウェーデングループのグニラ・ダールベリ、イギリスグループのルイーズ・ロウイングとともに、「ドキュメンテーションが拓く探究的な学びの世界 ―イギリスとスウェーデンの実践からー」を実施した。日本のドキュメンテーションが主としてコミュニケーションのツールとして使用されているのに対して、ドキュメンテーションの探究を構築する役割と、保育を変革する役割について議論した。(2)日本のレッジョ・インスパイアの歴史を検討し、EECERAで”Reggio Inspiration in Japan: from the 1980s through the 2010s”として報告を行った。 スウェーデングループは、ストックホルム・プロジェクトの歴史について、オンライン・インタビューによる調査を進めた。これまで行ってきたインタビューを整理し分析して、日本教育学会のラウンドテーブル「スウェーデンの幼児教育におけるレッジョ・インスピレーション」として報告を行った。また、3月にスウェーデンを訪問し、研究を通して得られた知見の交流を行った。イギリスグループはロンドン大学のLynn Ang教授の招聘を行い、セミクローズの講演会"Supporting Children’s Learning and Assessment in England"を行い、イギリスにおける包摂と評価について理解を深めた。アメリカグループは、共同研究者とメールで連絡をとりつつ、レッジョ・インスピレーションとリスニング・ペダゴジーについて論文を執筆した。 本研究の成果として、海外の共同研究者と共著で、ドキュメンテーションに関する本の出版を企画し、現在執筆中である。
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Research Products
(18 results)