2021 Fiscal Year Research-status Report
Project/Area Number |
18KK0121
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Research Institution | Chiba University |
Principal Investigator |
永瀬 彩子 千葉大学, 大学院国際学術研究院, 准教授 (80544535)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
小山 慎一 筑波大学, 芸術系, 教授 (40420913)
三輪 正幸 千葉大学, 環境健康フィールド科学センター, 助教 (40447305)
上原 浩一 千葉大学, 大学院国際学術研究院, 教授 (20221799) [Withdrawn]
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Project Period (FY) |
2018-10-09 – 2023-03-31
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Keywords | 送粉者 / 都市緑化 |
Outline of Annual Research Achievements |
ミツバチは、巣箱周辺の緑地から蜜や花粉団子を採集し、持ち帰っている。これらの花粉やハチミツを分析することにより、訪花植物の種を特定し、都市の生物多様性としての有効性を可視化することができる。本研究では日本およびカナダの都市において、ミツバチの訪花植物を調査し、それを生かした生物多様性に考慮した持続的な都市緑化の提案を行った。本実験により、調査地によって大きな差は見られず、ミツバチが利用する花粉は、草本類が半分以上を占め、多くの外来種が利用されていることが示された。カナダにおいては、真菌類の調査も行ったが、花粉の結果と同様に周囲の環境による大きな影響はなく、時期による違いに影響されることが示された。また、はちみつの中に含まれる花粉を調査することにより、より多地点のデータが収集できると考えられ、その手法の確立について調査を行った。 また、心理評価では、都市養蜂はちみつのラベルデザイン及び地域価値が購買意欲に与える影響を調査し、都市地域のブランド価値が商品の価値に影響があることを示した。また、各都市地域の都市養蜂はちみつラベルは「とれたて」などの商品情報記号をつけることによって、消費者の支払意思額が有意に高くなった。したがって、ラベルの商品情報記号などのデザイン要素に工夫することによって都市養蜂はちみつの価値を向上することができることが示された。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
課題の研究内容について、分析手法の見直しを行い、研究を行った。心理評価では、ラベルデザインに着目して調査を行った。
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Strategy for Future Research Activity |
セイヨウミツバチと二ホンミツバチの比較に関して、はちみつの中の花粉のみならず、アブラムシやカイガラムシにも広げ調査を行う。また、東京とトロントについて、緑化政策と花粉の結果を比較し、どのような緑化政策が有効であるか調査を行う。さらに、心理評価については、2020年度および2021年度に行った調査の対象者を拡大して研究を行う。
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Causes of Carryover |
旅費の利用が少なかったため、使用額が異なった。次年度は人件費および旅費に利用する予定である。
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Research Products
(1 results)