2021 Fiscal Year Research-status Report
Seismic strength of multi-storey masonry buildings with flexible and rigid floor slabs
Project/Area Number |
18KK0124
|
Research Institution | Shinshu University |
Principal Investigator |
遠藤 洋平 信州大学, 学術研究院工学系, 准教授 (90772864)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
花里 利一 神奈川大学, 付置研究所, 客員教授 (60134285)
新津 靖 東京電機大学, システムデザイン工学部, 教授 (70143659)
|
Project Period (FY) |
2018-10-09 – 2023-03-31
|
Keywords | seismic assessment / FE analysis / dynamic analysis / masonry / flexible diaphragms / similitude laws / traditional structures |
Outline of Annual Research Achievements |
当初の予定では振動台実験をアテネ工科大学(ギリシャ)で行う予定であった、しかし感染症拡大のため海外渡航制限があり、2021年度に実験を行うことを断念した。しかし今年度実験を行うことを見越し、アテネ工科大学の担当者と打ち合わせを継続しており、渡航制限基準が下がり次第、ギリシャを訪問する予定である。またカタルーニャ工科大学(スペイン)の国際共同研究者とも引き続き連絡をとっており、実験を行う準備は出来ている。 2021年度は論文執筆活動に専念し、これまでの研究の進行を論文として国際学術雑誌、国際会議にて複数発表した。学術雑誌に縮小構造模型を使用した振動台実験を行う際に適用する相似則の精度を主題とした。国際共同研究者と共同執筆した。有限要素法による原寸、縮小構造模型の挙動比較を行った。発表した論文は米国学術新聞EurekAlertにて取り上げられた。その他加速度計の精度、有限要素法による耐震解析の適用性について議論した論文を発表した。2021年9月に行われたStructural Analysis of Historical Constructions (SAHC)国際会議にてこれまでの研究の進捗を発表した。そしてこれまでの国際共同化Bでの研究成果として、2023年京都で行うSAHC国際会議の招致に成功したことを挙げる。上記の2021年のSAHC国際会議では2023年国際会議の告知を出席者全員の前で行った、発表後多くの反響があり、わが国の国際プレゼンス向上に貢献したと考える。
|
Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
上記の通り渡航制限により実験の延長を余儀なくされた。感染症の状況が世界的に収まっていることを踏まえ、今年実験を行う。
|
Strategy for Future Research Activity |
今年実験を行う予定で、アテネ工科大学と連絡を密にとり準備を進めている。
|
Causes of Carryover |
感染症拡大による渡航制限のため、振動台実験を一年延長することとした。
|
Research Products
(6 results)