2019 Fiscal Year Research-status Report
Identification of Parkinson disease-specific mitochondrial pathogenesis for disease-modifying therapy
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18KK0242
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Research Institution | Juntendo University |
Principal Investigator |
斉木 臣二 順天堂大学, 医学部, 准教授 (00339996)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
笹澤 有紀子 順天堂大学, 医学(系)研究科(研究院), 特任助教 (20594922)
井本 正哉 慶應義塾大学, 理工学部(矢上), 教授 (60213253)
赤松 和土 順天堂大学, 医学(系)研究科(研究院), 教授 (60338184)
石川 景一 順天堂大学, 医学(系)研究科(研究院), 助教 (90733973)
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Project Period (FY) |
2018-10-09 – 2021-03-31
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Keywords | パーキンソン病 / オートファジー / ポリアミン |
Outline of Annual Research Achievements |
本年度は、Newcastle大学に研究分担者井本正哉研究室の片浦哲志を2019年5月から11月まで派遣し、オートファジー不全モデル細胞・酵母・モデルショウジョウバエ・ヒト線維芽細胞)における各種ミトコンドリア保護薬の添加によるモデル細胞などの代謝変化を評価した。その中で、Atg5 KO細胞においてNAD、NADHが低下し、アポトーシスが増加していることを確認した。 さらに順天堂大学側では、iPS細胞由来ドパミン神経細胞への各種薬剤の投与実験を行い、メマンチンがオートファジーを誘導すると共に、マイトファジーも誘導することを確認した。これによりパーキンソン病患者由来iPS細胞由来ドパミン神経細胞においても同様の効果により、抗アポトーシス効果を確認している。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
7種類のミトコンドリア保護作用のある化合物の中で少なくとも3種類の化合物の薬理作用を確認し、新たな分子機構に作用することを示し、論文投稿中であるため。
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Strategy for Future Research Activity |
2020年4月に石川景一・片浦哲志を派遣する予定であったが、新型コロナウイルス感染症が日本・英国共に蔓延し、さらに両国での研究が完全にストップし現在に至っている。
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Causes of Carryover |
2020年1月~3月の実験が新型コロナウイルス感染症蔓延のため十分に実施できなかったため。
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Research Products
(1 results)