2019 Fiscal Year Research-status Report
Avoidant/Restrictive Food Intake Disorder (ARFID) and other childhood eating problems in Sweden and Japan: Cross-cultural population studies of prevalence, neurodevelopmental comorbidity and course
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18KK0263
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Research Institution | Kochi University |
Principal Investigator |
藤枝 幹也 高知大学, 教育研究部医療学系臨床医学部門, 教授 (60209020)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
須賀 楓介 高知大学, 医学部, 特任助教 (20527593)
滿田 直美 高知大学, 医学部, 特任助教 (30611389)
安光ラヴェル 香保子 高知大学, 医学部, 特任助教 (60598522)
Muchanga Sifa・Marie・Joelle 国立研究開発法人国立国際医療研究センター, その他部局等, 特任研究員 (80830702)
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Project Period (FY) |
2018-10-09 – 2022-03-31
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Keywords | 幼少期 / 摂食問題 / 精神神経発達障害 / 日本 / スウェーデン |
Outline of Annual Research Achievements |
(1) 2018年12月に6533件を発送した質問票について、2018年度末時点で3575件回収(回収率55%)し、アンケート用紙のクリーニングを開始していたが、引き続き質問票が返送されている状態であった。そこで、2019年5月末に、質問票未返送者に対しリマインダーの葉書を送り、6月末を以て締め切ることを通知した。最終的な返送数は3746件、回収率は57.3%であった。(日本側質問票調査については別予算にて実施。)効率よく質問票を読み取るためにNJK OCRソフトFORMOCR V7.0(新規版)を5月に購入し、スウェーデンからの研究者が12月に来日した際すぐに分析に取り掛かることができるようにスキャニングを開始した。 (2) 2019年12月にヨーテボリ側の代表であるProf. Christopher Gillbergと博士課程の学生Lisa Dinklerが来日し、日瑞の関係者でキックオフミーティングを開催。Dinklerはこのミーティングに先立ち来日し、研究分担者と共にデータクリーニング及び摂食について問題を持つ児童のパーセンテージや男女比などpreliminaryな分析を行い、キックオフミーティングにて報告、本格的な分析の方針についても議論した。併せて、スウェーデン側の進捗報告を実施した。 (3) Gillberg Neuropsychiatry Centreにおいて、パイロット調査の準備を進めた。元々の質問票は英語で記載されているため、スウェーデン語版の質問票を作成した。翻訳作業は、摂食問題や精神神経発達障害の分野で臨床・研究共に経験豊かなスウェーデン人とイギリス人が翻訳及びバックトランスレーションを行った。2020年度より、2歳半と4歳の定期健診の機会を利用し、ヨーテボリ市の約6500名について同様の質問票調査を行うため、各担当部署に打診をし、倫理審査申請手続きを進めた。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
日瑞の研究者によるキックオフミーティングの実施、日本側質問票データのクリーニングと分析、スウェーデン側調査の準備と概ね計画通りに進んだと言える。しかし、スウェーデン側の準備については、2020年3月は新型コロナウィルスの影響で医療機関が通常通りに動かず、若干滞ることとなった。
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Strategy for Future Research Activity |
<スウェーデンでの調査> 2020年度に、スウェーデンにおけるパイロット調査を実施するために、同上期中にヨーテボリの乳幼児健診の拠点となる53箇所の保健所との連携体制を確立する。またヨーテボリ在住の移民(アラブ・ソマリア・セルビア・クロアチア・ペルシャ語圏等)の言語・食生活などの違いにも対応できるようにスウェーデン語の質問票の最終調整を行う。質問票調査の実施方法については、紙ベース(OCR )、インターネットベース(REDCap)など現地の状況や予算執行に最適な法を選定する。新型コロナウィルスの状況が許せば、2020年下期よりパイロット調査遂行のため研究補佐員を雇用する予定である。
<日本側での調査> 第一報の論文執筆を進め、学会発表および学術雑誌への投稿を実施する。同じコホートに対して第2回目の調査についても、新型コロナウィルスの状況を見ながらその準備を進める。
<プロジェクト全体について> 2020年度中に再度、関係者全員による会議を実施し、2021年度の本調査執行および両国データの比較分析などの詳細事項を決定する。
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Causes of Carryover |
2019年度に予定されていたスウェーデン側の調査が、現地の医療機関との協力体制の構築や倫理審査に予定よりも時間がかかっていることなどにより2020年度に延期されたことが主たる理由である。2020年度、スウェーデン側の調査開始に伴いその執行を実施する。
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