2023 Fiscal Year Annual Research Report
Altered brain states at high engagement performance: "flow" and "choking" during interpersonal interaction
Project/Area Number |
18KK0280
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Research Institution | Toyohashi University of Technology |
Principal Investigator |
中内 茂樹 豊橋技術科学大学, 工学(系)研究科(研究院), 教授 (00252320)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
松井 淑恵 豊橋技術科学大学, 工学(系)研究科(研究院), 准教授 (10510034)
Shehata Mohammad 豊橋技術科学大学, エレクトロニクス先端融合研究所, 准教授 (60444197)
日根 恭子 豊橋技術科学大学, 工学(系)研究科(研究院), 助教 (70625459)
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Project Period (FY) |
2018-10-09 – 2024-03-31
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Keywords | チームフロー / 連続フラッシュ抑制 / 無意識 |
Outline of Annual Research Achievements |
チームフローの神経基盤を明らかにするために、意識にのぼらない視覚情報処理の様相を探った。具体的には、familiarityの高い刺激に対しては、意識的な認識を必要としないという仮説を検証するために、一方の目に提示された刺激を他方の目に急速に点滅する画像を提示することで抑制する現象である連続フラッシュ抑制(CFS)を用いた。先行研究では、顔や正立した物体など目立つ刺激は抑制を破り、より速く知覚されることが発見されているが、これが文字にも当てはまるかどうかはまだ明らかでない。そこで、正立および倒立した日本語とハングル(いずれも正立および倒立)文字刺激を用い、ネイティブの日本人参加者が正立した日本語文字をより速く認識できるかどうかをテストした。その結果、文字の向きや言語の種類は影響を与えないこと、また現代日本語と古い日本語(平安カナ)の文字に対しては、倒立した古い日本語文字が最も遅く知覚されることが分かった。この結果は、文字の曲線的な要素が、親しみの有無にかかわらず、意識的な知覚を遅らせる可能性があることを示唆している。
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