2021 Fiscal Year Research-status Report
A comparative study for International governance on assisted reproductive technologies.
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18KK0340
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Research Institution | Kanazawa University |
Principal Investigator |
日比野 由利 金沢大学, 医学系, 助教 (40362008)
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Project Period (FY) |
2019 – 2022
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Keywords | 生殖補助医療 / 法制化 / オーストラリア / 出自を知る権利 |
Outline of Annual Research Achievements |
日本とオーストラリア、またそれ以外の国々の法制度や当事者の状況を調査し、比較することを通してよりよい法制化について考えることを目的に研究を行なった。 海外渡航できないため、ZOOMを用いて海外に在住する関係者にインタビューを実施した。精子提供や代理出産で生まれた人生殖補助医療で親になった人や同性カップルにインタビューを行なった。海外の当事者団体(親の会)にコンタクトを取り、団体の運営やメンバーについて聞き取りをした。海外でのテリングの実態について知ることができた。 インタビューの内容は、このテーマに関心を持つ研究者、メディア関係者、一般人が参照できるようホームページに研究資料として公開した。後日、報告書にまとめて公表する予定である。また、情報の整理と更新作業が容易になるよう、ホームページの構成内容を全面改訂した。各国の法制度の状況について、論文などから得られた情報をホームページに追加した。得られたデータに基づいて、研究論文を執筆した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
新型コロナ感染症による隔離により、帰国後、国内で研究を継続しているが、その遅れが完全には取り戻せていない。
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Strategy for Future Research Activity |
引き続き、国内でできる研究を行なっていく。具体的には海外の研究者や当事者とはZOOMを用いてコミュニケーションを図り、関連する研究論文を検討する。
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