2023 Fiscal Year Research-status Report
Construction of three-dimensional cultured cartilage tissue and Spectroscopic analysis
Project/Area Number |
18KK0441
|
Research Institution | Kyoto Prefectural University of Medicine |
Principal Investigator |
足立 哲也 京都府立医科大学, 医学(系)研究科(研究院), 講師 (10613573)
|
Project Period (FY) |
2019 – 2024
|
Keywords | 多孔性ナノゲル架橋ハイブリッドゲル / ラマン分光法 / FT-IR / シンクロトロン放射光 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究は、多孔性ナノゲル架橋ハイブリッドゲル上で軟骨組織を構築し、分光学的解析法により軟骨基質の質を評価し、最適化を行う。間葉系幹細胞を多孔性ナノゲル架橋ハイブリッドゲルを上で培養することで、軟骨組織を構し、ラマン分光法やFT-IRで非破壊・非侵襲的に解析する。3次元培養技術で良質な軟骨オルガノイドを構築し、それらを海外共同研究施設の強みである疾患モデルに移植することで研究をさらに発展させる。具体的には、治療対象を顎口腔領域だけでなく整形外科領域の軟骨再生療法に拡大し、新規の軟骨再生療法の基盤技術を開発する。申請者は京都工芸繊維大学や京都大学工学部とUCLA歯学部との国際研究ネットワークを活用することで、歯科口腔外科学など様々な分野に関する研究知見、研究資源と人材の国際的交流を推進し、軟骨再生医療の基盤技術を開発する。
|
Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
新型コロナウイルス変異株の世界的な拡大の影響で、渡航することはできなかった。海外共同研究者とは、メール、オンライン会議で意見交換を行った。2023年度は,国際科学誌Gelsにてハイドロゲルを用いた再生医療について総説論文を発表した。また、本研究内容が第45回日本バイオマテリアル学会のハイライト講演に選出された。
|
Strategy for Future Research Activity |
国内研究施設で軟骨組織のラマン分光およびFT-IR分析を行う。また、老化モデルにおいて軟骨組織のラマン・FT-IR解析を行う。海外共同研究者とは、引き続きメール、オンライン会議で意見交換を行う。COVID-19の行動制限が緩和されたため、渡航し研究を加速させる。
|
Research Products
(5 results)