2022 Fiscal Year Annual Research Report
A scenario generation and its simulation for safety and sustainable operation of social systems
Project/Area Number |
18KT0061
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Research Institution | The University of Fukuchiyama |
Principal Investigator |
畠中 利治 福知山公立大学, 情報学部, 教授 (10252884)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
内種 岳詞 愛知工業大学, 情報科学部, 准教授 (70710143)
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Project Period (FY) |
2018-07-18 – 2023-03-31
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Keywords | 避難行動 / 人流計測 |
Outline of Annual Research Achievements |
前年度に実施した Wi-Fi パケットセンサによる人流計測の Proof of Concept 実験のデータを検証した.住宅街の民家や店舗に協力いただいて,センサを設置したが,想定以上に設置環境による感度の違いが大きく,この形態のままでは目的に沿った計測の実現にはハードルがあることがわかった.また,測定箇所となる協力者を自治体の協力で集めたが,想定される行動からのみ選定した結果,環境のばらつきが生じたことが否めない.測定箇所の設定については,より慎重に選定しなければならないことが確認できた. 本課題は今年度をもって完了するが,計測エリアの設定と適切な測定ポイントの設定と,その点における測定感度の事前調査が必要であることが確認できた.機器の安定稼働は確認できたため,今後の展開のためのベースラインは確保できたと考えている. COVID-19に対する対応から,当初,想定していた避難訓練時の行動計測への展開を,引き続き,本学における研究課題と位置付けて進めていくことを予定している.
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