2007 Fiscal Year Annual Research Report
遺伝子センシングを可能とするバイオナノ粒子の材料設計
Project/Area Number |
19021007
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Research Institution | University of Tsukuba |
Principal Investigator |
長崎 幸夫 University of Tsukuba, 大学院・数理物質科学研究科, 教授 (90198309)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
吉本 敬太郎 筑波大学, 大学院・数理物質科学研究科, 講師 (60392172)
大石 基 筑波大学, 大学院・数理物質科学研究科, 講師 (90419242)
宮本 大輔 筑波大学, 大学院・数理物質科学研究科, 研究員 (30392145)
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Keywords | バイオインターフェース / バイオナノ粒子 / オリゴ核酸 / 遺伝子診断 / 遺伝子治療 / DDS / XPS / SPR |
Research Abstract |
オリゴ核酸・高分子ハイブリッド密生層」を構築し、高感度バイオ計測技術を確立するため、初年度は(1)オリゴ核酸・PEG共固定表面ブラシ構築のための種々PEGの合成、(2)オリゴ核酸・PEG表面ブラシの構築(最適化)と物理化学的評価、(3)混合表面ブラシと生体成分との相互作用(非特異吸着および特異的認識能の評価)、(4)ナノ粒子の調製、分散安定性と機能評価等の検討を行った。 1) 表面ブラシ構築のためのヘテロ2官能性PEGの合成:自由末端に官能基を有するPEGブラシ構築のために、片末端に基板結合基(メルカプト基、オリゴアミノ基など)を有するヘテロ2官能性PEGを合成した。 2) PEGとオリゴ核酸(DNA、RNA、アプタマー等)共固定の構築と評価:1)のように精密に合成したヘテロ2官能性PEGを利用してポリマーブラシを機材表面に構築し、XPS等で固定化状態を確認した。また、そのブラシ間にオリゴDNAやRNAなどの生体分子の固定を行った。 3) 混合表面ブラシと生体成分との相互作用:上述のようにして調製したナノインターフェースのバイオ環境下での拳動を研究した。まず、ブラシ構造とタンパク質の非特異吸着効果に関して検討する。吸着特性はSPRにより評価し、混合による影響を評価した。 4) ナノ粒子の調製と分散安定性と機能:このようにして最適化を図ったPEGブラシ密生層の構築方法をナノ粒子調製に展開し、高い分散安定性と非特異吸着を抑制する材料を創出した。
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Research Products
(5 results)