2007 Fiscal Year Annual Research Report
微粒子型細胞活動計測プローブの設計とマイクロ流路解析システムの構築
Project/Area Number |
19021038
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Research Institution | Toyama Prefectural University |
Principal Investigator |
大谷 亨 Toyama Prefectural University, 工学部, 准教授 (10301201)
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Keywords | デンドリマー / プローブ / ナノサイズ化 / 蛍光 / 培養細胞 / 皮膚 |
Research Abstract |
本研究は,細胞から分泌される細胞間情報伝達分子を一細胞レベルにて計測することを目的とする。ハイドロトロピックデンドリマーをベースとした型細飽活動計測プローブ合成と蛍光解析と融合することにより,細胞間ネットワーク情報解析の基礎の確立を図る。本年度は,超高圧処理によるりポソームのナノサイズ化を検討した。さらに,昨年度から取り組んでいるポリグリセロールデンドリマー(PGD)を利用したリポソーム調製法の検討、ならびに、PGDナノサイズがPGDおよびインドメタシンの皮膚浸透性へ与える効果を培養細胞を用いて評価した。 細胞活動計測プローブは,細胞内へ侵入する必要性があるため,ナノサイズ化は必須の検討項目である。そこで,湿式微粒化装置(スターバーストミニ,スギノマシン(株))を用いた245MPaまでの超高圧条件にてリポソームにせん断応力を与えたところ,リポソームの内水相のないナノ粒子が調製されることを位相差電子顕微鏡写真から確認した。さらに,皮膚細胞群への薬物浸透情報をモニター化するために,薬物(インドメタシン)吸収を促進するPGDを蛍光ラベル化し,培養細胞を共焦点レーザー顕微鏡観察を行ったところ,薬物の浸透速度に比例したPGDの浸透が観察された。しかも,低濃度のPGDにて薬物吸収を促進する,従来では考えられない吸収促進効果が見いだされた。 以上より,PGDをベースとしたプローブと蛍光解析とから,細胞内外におけるPGD相互作用の効果を詳細に解析する基礎を確立できた。
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[Presentation] Effect of Linear,Cyclic,and Dendritic Polyglycerols on Skin Permeation of Indomethacin2007
Author(s)
T.Ooya, M.Hamada, M.Terayama, Y.Takaoka, G.Shibuta, T.Kato, T.Kimura, N.Nakajima
Organizer
NanoDDS 2007
Place of Presentation
Northeastern University,USA
Year and Date
2007-11-02
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