2007 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
19022026
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Research Institution | National Institute for Materials Science |
Principal Investigator |
竹内 正之 National Institute for Materials Science, ナノ有機センター, グループリーダー (70264083)
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Keywords | 共役ポリマー / 配列制御 / 超分子 |
Research Abstract |
プログラミングされた機能性超分子の分子設計を元に、以下の研究を同時進行した。研究計画の途中で得られた超階層構造は、各種分光法、偏光・プローブ・電子顕微鏡観察、電気化学的な導電性測定、発光特性を試みた。(1)機能性共役ポリマーの配列構造の機能化および異種ポリマーの交互配列制御:本特定領域研究からポリアニリン(エメラルジン塩基)を配列させることが可能な機能性分子の合成に成功した。このポリアニリン配列組織体の詳細な評価を、電子顕微鏡、AFM、導電性の評価を行った。導電性の顕著な上昇は認められず評価する薄膜の調整法をさらに工夫する必要がある。さらには本手法を用いれば、既存の方法では不可能に近い異種ポリマーの交互配列が可能であることを証明した。これらの配列にはアロステリック効果(片方の高分子を認識すればもう片方の高分子への親和性が上がる)を利用し積極的に異種ポリマーを配列させる。また交互配列には高分子化したalignerを用いても達成出来るため、高分子-高分子の階層配列にもチャレンジした結果、3次元に発達した結晶性高分子集合体の形成を確認できた。(2)機能性分子を用いた階層配列制御を詳細に研究すると同時に、1次元高分子に巻き付く巻付型高分子を用いた新規コンセプトによる1次元ポリマーの超階層化を試み、配列様式を詳細に検討し、新たな構造体へと導く事が出来ることを見いだした。
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Research Products
(12 results)