2007 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
19022034
|
Research Institution | Keio University |
Principal Investigator |
山元 公寿 Keio University, 理工学部, 教授 (80220458)
|
Keywords | デンドリマー / 金属集積 / フェニルアソメチン |
Research Abstract |
我々が独自に開発したπ共役デンドリマーを分子カプセルとして、原子数の厳密に制御された金属錯体の超階層構造の構築を目指した。 幾何学的に密度勾配をもつ樹状構造体(デンドリマー)には分子内電子勾配が存在すると予想し、従来の直鎖状高分子とは全く異なる幾何構造で、単一の分子量の球状剛体の新規π共役デンドリマーヘ展開した。本年度は下記項目を推進した。 1.有機一金属ヘテロ集積法の確立 (1-1)有機カチオンの精密集積 トリフェニルカチオンを有機カチオンとして用いて、デンドリマー内への有機カチオンの精密集積を実施した。有機カチオンの精密集積の普遍性を調べるために、種々のフェニルアゾメチンデンドリマーでの集積を計測、金属イオンと同様に扱える事を確認した。 (1-2)有機一金属ヘテロ精密集積による分子カプセル化デンドリマー内の1から3層ごとに異なる金属が配列した多種金属高分子錯体を調整、トリフェニルカチオンを最外層(4層)に集積させカプセル化を実施した。
|