2007 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
19023006
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Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
久武 信太郎 Osaka University, 大学基礎工学研究科, 助教 (20362642)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
小林 哲郎 大阪大学, 先端科学イノベーションセンター, 特任教授 (10029522)
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Keywords | 光周波数変換 / 疑似速度整合 / 大振幅位相変調 / 周波数シフタ / 高速偏向器 / シリアルーパラレル変換 / 分極反転 / 時空間マッピング |
Research Abstract |
本研究では,これまで本研究者が取り組んできた時空融合型光制御機能について,機能の複合化によるデバイスの高度化を進める.以下の2つのアプローチから研究を進めた.(1)基本となる疑似速度整合型位相変調器の高速化と低駆動電力化,(2)機能複合化による時空融合光制御デバイスの高度化. 平成19年度では,主に以下の研究成果を得た. 1.変調マイクロ波の位相速度推定 疑似速度整合型位相変調器において,変調效率を向上するためには,進行波型電極における変調波の位相速度を推定する必要がある.本年度では,新しく構築した電気光学サンプリングシステムを活用することで,位相速度を推定し,最適な分極反転ピッチを決定した. 2.周波数シフト量逓倍器の基本動作の確認 進行波位格子を多段に接続した周波数シフト量逓倍器を作製し,基本動作の実証実験を行った.初期の動作に近い動作は得られたものの,不要スペクトル成分の抑圧比が計算値よりも大きいことが明らかとなった.この原因についての吟味の過程で,分極反転構造の精度がスペクトル形状に影響を与えることが明らかとなり,デバイス作製指針についての知見を得た. シリアル-パラレル変換器の基本動作の確認 単一電気光学結晶中に,変調電極を共通化した2つの偏向器を配する,ワンチップ型シリアル-パラレル変換器を作製した.また,実証実験を行い,初期の動作を確認した.
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Research Products
(7 results)