2008 Fiscal Year Annual Research Report
一体感が実感できる身体的コミュニケーションインタフェース
Project/Area Number |
19024064
|
Research Institution | Okayama Prefectural University |
Principal Investigator |
渡邉 富夫 Okayama Prefectural University, 情報工学部, 教授 (30167150)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
山本 倫也 岡山県立大学, 助教 (60347606)
|
Keywords | ヒューマンインタフェース / ヒューマンインタラクション / ヒューマンコミュニケーション / 身体性コミュニケーション / 身体性インタラクション / コミュニケーション支援 / 身体性 / 身体性メディア |
Research Abstract |
(1) 身体的インタラクションの解析・理解の研究 対話者のアバタの振る舞いそのものにうなずき反応モデルを重畳することで、身体的引き込みが誘発されインタラクションが促進されるのか、あるいは自己の振る舞いとの不一致によりインタラクションが阻害されるのかを合成的に解析した。具体的には、これまでに開発してきた身体的バーチャルコミュニケーションシステムにうなずき反応モデルを重畳したシステムを新たに開発した。さらに本システムを用いてアバタにうなずき反応モデルを重畳した身体的コミュニケーションを官能評価と行動解析により解析した。その結果、うなずき反応モデルを重畳した場合、対話者とアバタの対応関係に矛盾が生じるにも拘わらず、身体的インタラクションの促進効果が認められることを明らかにした。 (2) うなずき草「ペコッぱ」 : 音声駆動型身体的引き込みシステムの開発研究 音声を介して3DCGとインタラクションする場面を想定し、3DCGとの身体的引き込みによりかかわりを実感できる音声駆動型身体的引き込みシステムを開発・評価した。具体的には、先行実験により、円柱型・円盤型の3DCGオブジェクトを用いて引き込み反応動作を解析し、「手前に傾き、元に戻る」動作が有効であることを示していることから、よりキャラクタ性を排除した樹木型オブジェクトを用いた音声駆動型身体的引き込みシステムを開発し、その有効性を示した。さらに、本手法を応用したプロトタイプシステム「うなずき草」を開発し、(株)セガトイズより「ペコッぱ」の商品名で実用化した。
|
Research Products
(26 results)
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
[Book] 言語2008
Author(s)
渡辺富夫
Total Pages
64-71
Publisher
人を引き込む身体的コミュニケーションの不思議さ
-