2008 Fiscal Year Annual Research Report
最新情報技術を活用した超大規模天文データ解析機構の研究開発
Project/Area Number |
19024070
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Research Institution | National Astronomical Observatory of Japan |
Principal Investigator |
大石 雅壽 National Astronomical Observatory of Japan, 天文データセンター, 准教授 (00183757)
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Keywords | 天文 / 多波長天文学 / データベース / コンテンツ・アーカイブ / 情報基盤システム |
Research Abstract |
国立天文台では世界中に分散する天文データベースを高速ネットワークを介して連携させ, 多波長・超大量の天文データを活用した天文学研究基盤となるヴァーチャル天文台(JVO)構築を進めてきた。本年度は, すばる望遠鏡による観測データを広く世界に発信するためにすばるSuprime CAMの画像を自動的に較正, 重ね合わせ処理をするシステムを構築・公開, 頻繁に利用する大規模カタログ等の追加・公開, JVOからアクセス可能な天文データベースへの並列検索機能の新規開発と公開, を行うとともに, 分散ストレージシステムのための基礎構築を実施した。 構築したJVOシステムは, 2008年3月より公開・運用されており, これまでに安定に天文データ等の発信を行っている。ダウンロードされたデータ量は1月当たり最大1Tbytesにも及び, ネットワークを通して天文観測データを様々に活用したいという要請に大きく応えることができたことが理解される。特にアクセスが多いのは予想通りすばる望遠鏡による観測データであり, 本年度に開発・公開したSuprimeCAM画像の自動較正, 重ね合わせ処理システムが極めて有効であったことが統計データからも理解された。今後は, JVOシステムのさらなる機能向上のための研究開発を実施し, 情報技術によって様々な科学分野においてその研究基盤が飛躍的に向上できることを示してゆくと同時に, 研究開発成果を他分野や教育利用などにも応用できることを伝えてゆきたい。
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Research Products
(38 results)
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[Journal Article] Data processing for 'SUBARU' telescope using GRID2008
Author(s)
Shirasaki Y., Tanaka M., Kawanomoto S., Honda S., Ohishi M., Mizumoto Y., Yasuda Y., Masunaga Y., Ishihara Y, Tsutsumi J., 他
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Journal Title
Fusion Engineering and Design 83
Pages: 438-441
Peer Reviewed
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[Presentation] Japanese Virtual Observatory(JVO)の研究開発-2008年度全体進捗2009
Author(s)
大石雅寿, 水本好彦, 白崎裕治, 田中昌宏, 大江将史, 安田直樹, 増永良文, 石原康秀, 町田吉弘, 中本啓之, 坂本道人, 露木善康
Organizer
日本天文学会2009年春季年会
Place of Presentation
大阪府堺市
Year and Date
2009-03-26
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[Presentation] JVOの研究開発-JVOの機能向上2009
Author(s)
田中昌宏, 白崎裕治, 大石雅寿, 水本好彦, 大江将史, 安田直樹, 石原康秀, 堤純平, 町田吉弘, 中本啓之, 坂本道人
Organizer
日本天文学会2009年春季年会
Place of Presentation
大阪府堺市
Year and Date
2009-03-26
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