2007 Fiscal Year Annual Research Report
腋芽の休眠・成長に関わるプラスチドの機能獲得に関する研究
Project/Area Number |
19039015
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Research Institution | Nagoya University |
Principal Investigator |
森 仁志 Nagoya University, 大学院・生命農学研究科, 教授 (20220014)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
榊原 均 独立行政法人理化学研究所, 生産機能研究チーム, グループディレクター (20242852)
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Keywords | 頂芽優勢 / プロテオーム解析 / プラスチド / サイトカイニン |
Research Abstract |
頂芽切除前後のエンドウの茎からプラスチドを調製し、両プラスチドに含まれるタンパク質で量が変動するものを、質量分析法を用いた比較プロテオーム解析により検索した。昨年度の反省に立ち、今年度は比較プロテオーム解析の手法としてiTRAQ法を用いて、頂芽切除0,6,12,24時間後の茎から調製したプラスチドを解析対象とした。各タンパク質画分をトリプシンでペプチドに消化後、0,6,12,24時間後の画分をそれぞれiTRAQ 114,115,116,117の修飾試薬で標識した。その後、これらを一つにまとめ、pHを3以下に調整後、Mini Sカラムで6つの画分に分画した。続いてこれらの画分を逆相クロマトグラフィーによって60の画分に分画した。これら360画分をMALDI-plateにスポットして質量分析計4700を用いてMS解析、引き続きMS/MS解析を行った。結果として約2,000のペプチドについて増減を解析した。ほとんどのタンパク質は頂芽切除前後で2倍程度の増減しかしていなかった。頂芽切除後3倍以上増加するペプチドは15本、また1/3以下に減少するものは6本見いだされた。これらのペプチドをMS/MSスペクトルから配列を推測し検索した結果、そのうちの一つはCu-Zn-superoxide dismutaseであり、茎が切り取られたことによる傷害によって誘導されたと思われた。
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Research Products
(3 results)