2007 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
19040010
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Research Institution | Nagoya University |
Principal Investigator |
金森 章 Nagoya University, 大学院・理学研究科, 助教 (40324389)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
木下 政人 京都大学, 農学研究科, 助教 (60263125)
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Keywords | 遺伝子 / ゲノム / 発現制御 / 発生・分化 / 性分化 |
Research Abstract |
本研究ではメダカを用い、卵形成開始を指標に性分化の分子機構を解明することを目的とする。メダカの生殖巣性分化において雄決定遺伝子dmyはふ化2日前より雄体細胞で発現を始める。次いで早い性特異的遺伝子は今のところ、卵形成のイニシエーターfigαで生殖細胞が卵形成に入ると同時に発現を始める。この2日間に生殖巣で何が起こっているかがメダカ性分化研究の焦点である。研究の二つの柱はa.卵形成のイニシエーター遺伝子figαの転写調節機構をフグゲノムを利用したレポーターアッセイで調べることとb.遺伝子型と表現型のどちらでも雌雄を判別できるメダカ系統を用いた、ENUによるメダカ性分化変異体の探索である。(結果)a.figαの転写調節機構-フグ、テトラオドンfigα領域を基に内在性figα発現を、transgenic魚で再現できる複数のコンストラクト作成に成功した。まずフグの約5kb領域に注目しfigα転写調節を司る最小のcis領域を塩基欠失/変異を導入し解析している。またフグゲノム断片とレポーターをco-injectionするアッセイも始めた。b.メダカ性分化変異体の探索-通常のG3スクリーニングで劣性変異体を探索している。GO雄にENU処理を行った。現在、およそ40のG2家系のG3のスクリーニングより、XX(遺伝的雌)で蛍光(卵母細胞)を持たないものとXY(遺伝的雄)で蛍光を持つもの数系統の候補を選べた。現在これらの遺伝解析とさらなるスクリーニングをおこなっている。下記研究協力者にもG3のスクリーニングの一部を分担してもらっている。[研究協力者]新潟大学・理学部環境生物学講座・酒泉/濱口研究室及び宇都宮大学・遺伝子実験施設の松田氏。
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Research Products
(2 results)