2007 Fiscal Year Annual Research Report
受容体サブタイプのモーダルシフトによるアンギオテンシン感受性調節機構の解明
Project/Area Number |
19045003
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Research Institution | Hokkaido University |
Principal Investigator |
大場 雄介 Hokkaido University, 大学院・医学研究科, 准教授 (30333503)
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Keywords | GFP / FRET / バイオイメージング / 細胞内情報伝達 |
Research Abstract |
1.研究計画に基づき、FRETを利用したアンジオテンシン受容体の細胞内動態の解析を進め、現在細胞内局在と二量体化及び活性化する下流シグナルの関連性についての知見が得られつつある。次年度更に解析を進め一定の成果を得たい。 2.イメージングを用いたセルセンサーの研究を遂行する過程で、核酸をセンスする分子及びその下流因子についていくつかの論文報告を行った。 (1)DNAによる自然免疫系発動に関する分子動態について明らかにした。DNAをセンスする細胞内因子DAIを同定し、DAIとB型DNAの直接結合を画像化することに成功した。また、その過程が培養細胞でのインターフェロン産生に重要であることを明らかにし、Natureに報告した。 (2)2重鎖RNAをセンスし、自然免疫発動に関与するToll様受容体下流におけるアダプター分子TICAM1の細胞内動態について解析し、J.Immunolo.誌に報告した。 (3)遺伝子発現を負に制御するmiRNAとターゲットmRNAをセンスする分子とその複合体の核内局在を、FRETおよびBiFCを用いて観察した。Plant Cell Physiol.誌および日本分子生物学会で発表した。 3.その他FRETを用いたイメージングにより以下の成果を得た。 (1)悪性膠芽腫細胞における浸潤能を制御する分子機構として、転写因子OLIG2の発現と低分子量G蛋白質Rhoの活性化、さらにRhoの活性化の局在との関連を明らかにした。本研究成果はMol.Cancer Res.誌に発表した。
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Research Products
(6 results)