2007 Fiscal Year Annual Research Report
価値と信用を搭載するディペンダブルなLSIの設計手法の研究
Project/Area Number |
19200004
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Research Institution | Kyushu University |
Principal Investigator |
安浦 寛人 Kyushu University, システムLSI研究センター, 教授 (80135540)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
佐藤 寿倫 九州大学, システムLSI研究センター, 教授 (00322298)
松永 裕介 九州大学, システム情報科学研究院, 准教授 (00336059)
井上 創造 九州大学, 附属図書館, 准教授 (90346825)
池田 大輔 九州大学, システム情報科学研究院, 准教授 (00294992)
馬場 謙介 九州大学, システム情報科学研究院, 助教 (70380681)
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Keywords | ディペンダブル / LSI設計フロー / ICカード / 人為的な誤り / 悪意ある攻撃 |
Research Abstract |
ディペンダビリティを阻害する要因について、産業界および学会の関係者と種々の議論を行った。雑音や経年変化、製造揺らぎによる自然現象からの脅威、設計・製造・検査・運用の各ステージにおける人為的な誤り、悪意ある攻撃による脅威などの要因の分類と対策および問題点などを整理した。特に、ソフトエラーに関して、メモリや論理回路に関する現状と研究動向の調査を重点的に行った。タイミングエラーについてもカナリアFFを用いたディペンダビリティの向上策を考案し、その評価を行った。また、テスト容易化設計のために導入されるスキャンパス設計を対象として、スキャンパスを利用した暗号などの鍵に対する攻撃可能性の解析とそれに対する対策の検討を行った。具体的には、DES暗号に関する複号化回路のテスト容易性とセキュリティの強度のトレードオフについて検討し、新しい知見を得た。 「価値」や「信用」を搭載するLSIに対する阻害要因を明確にするために、電子マネーと認証機構について議論した。「価値」や「信用」を取り扱う情報システムの理論的なモデルを構築し、その中におけるLSIの役割を考える過程から、LSI設計法に求められる要求を明確にした。また、九州大学全学共通ICカード導入推進プロジェクトにおいて、独自に考案した独自のID体系であるMIIDによるシステムを商用のICカードや携帯電話に搭載して、建物の入退館、図書館の利用、電子マネーサービスに試験的に利用し、実用レベルにおいても問題点の解明と改良を行った。MIIDは、従来の認証を中心にした仕組みから、より一般的な権利権限管理の仕組みへと拡張し、「価値」や「信用」を一元的に扱えるシステムへと展開させた。
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Research Products
(68 results)
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[Journal Article]2007
Author(s)
Hiroto Yasuura
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Journal Title
International SoC Design Conference
Pages: 72-76
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