2008 Fiscal Year Annual Research Report
人・社会・環境と情報システムが共生するためのネットワークコンピューティング技術
Project/Area Number |
19200005
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Research Institution | Tohoku University |
Principal Investigator |
白鳥 則郎 Tohoku University, 電気通信研究所, 教授 (60111316)
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Keywords | 共生 / コンピューティング技術 / ユビキタスネットワーク / 情報基盤技術 / 見守り支援 / 現実空間 / 仮想空間の統合・融合 |
Research Abstract |
平成19年度の研究成果に基づき、人・社会・環境と情報システムが共生するためのネットワークコンピューティング技術に関する詳細化・実装を行った。4つの研究課題ごとの研究成果は以下の通りである。 1. ユビキタスネットワークの動的管理技術 平成19年度の研究成果に基づき、ユビキタスネットワークの動的管理技術の詳細化を行った。 2. 人・社会・環境と情報システムが共生するための新しいコンピューティング技術 人・社会・環境と情報システムが共生するためのコンピューティング技術の概念の詳細化、詳細設計、およびプロトタイプシステムの実装を行った。具体的には以下の2項目を実施した。 i) 新しいコンピューティング技術の概念設計 ii)パーセプチャルウェアの詳細設計とプロトタイプ実装 3. 人・社会・環境と情報システムの共生基盤の構築 人・社会・環境と情報システムの共生基盤の以下の機能を殻計し、共生基盤機能の検討を進めた。 i) 人・社会・環境のアウェアネス認識モデルの設計 ii) 共認知機能の検討 4. 評価用アプリケーションの開発 本提案技術の全体の評価を行うために、高齢者見守り支援システム、子供見守り支援システム、健康管理システム等の評価用アプリケーションのプロトタイプを設計・実装した。 以上の研究成果は、複数の国際ジャーナルに採録され、また国際会議における基調講演として招かれるなど、国際的に高い評価を受けている。まだ国内の会議で最優秀論文賞を受賞し、さらに「現実空間/仮想空間の統合・融合」に関してプレス発表を実施して新聞に掲載されるなど、国内でも学術的・社会的に高く評価されている。以上から本研究は当初の予定を上回る進捗状況であると言える。
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