2007 Fiscal Year Annual Research Report
学習理論・標準化技術Compliant知識サーバーの構築
Project/Area Number |
19200012
|
Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
溝口 理一郎 Osaka University, 産業科学研究所, 教授 (20116106)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
古崎 晃司 大阪大学, 産業科学研究所, 助教 (00362624)
林 雄介 大阪大学, 産業科学研究所, 特任助教(常勤) (70362019)
笠井 俊信 岡山大学, 教育学部, 准教授 (80335570)
|
Keywords | オントロジー工学 / オントロジーアウェア / オーサリングツール / 学習・教授理論 / 標準化技術 |
Research Abstract |
本研究ではオントロジー技術を用いることにより,理論と標準化技術の乖離を解消し,健全で有効なLOの蓄積,流通,知的再利用環境としての学習・教授理論と標準化技術の両方にCompliantなLO再利用オーサリング支援システムを構築することを目的としている.今年度は,研究実施計画に基づき,以下の項目について研究を進めた. 1.学習パラダイムのモデル化:学習・教授理論の組織化を阻む大きな要因は,「パラダイム」の問題である.ここでは,学習・教授理論におけるパラダイムの相違点と共通点を浮き彫りにする基盤概念の抽出とその組織化を行った. 2.知識組織化のための基盤モデルと洗練:人工物の機能構造を把握することで有効性が検証されているデバイスオントロジーを導入し,1.で見いだした基盤概念オントロジーとマッピングすることで,学習・教授理論の組織化に不可欠な基盤モデル構築を行った.具体的には,教授・学習理論が対象としている世界を,教授行為者を装置,学習者の理解状態を対象物と見なしたモデルを構築した. 3.各種理論のOperationalな解釈:2.で構築した基盤モデルに基づいて学習・教授理論の再解釈を行い,理論の学習パラダイム依存部分と独立部分との切り分けと,そのOperationalizationについて考察した.この解釈の結果を,機能を達成関係に着目して部分機能に分解する機能分解木という概念で組織化した. 4.パラダイム独立な学習者状態の整備:3.と並行して,「工学的な近似」という重要な指導原理に従って,いくつかのパラダイムに共通な状態,すべてのパラダイムに共通な状態,各理論に固有の状態などいくつかの状態に分類し,概念体系を構築した.
|
Research Products
(16 results)
-
-
-
-
-
-
-
-
-
[Journal Article] When the Domain of the Ontology is Education2007
Author(s)
Bourdeau, J., Mizoguchi, R., Hayashi, Y., Psyche, V., and Nkambou, R.
-
Journal Title
Proc. of the 4th Conf. on Intelligent, Interactive Learning Objects Repository Networks(I2LOR'07)(CD-ROM)
Peer Reviewed
-
-
-
-
-
-
-