2008 Fiscal Year Annual Research Report
学習理論・標準化技術Compliant知識サーバーの構築
Project/Area Number |
19200012
|
Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
溝口 理一郎 Osaka University, 産業科学研究所, 教授 (20116106)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
來村 徳信 大阪大学, 産業科学研究所, 准教授 (20252710)
古崎 晃司 大阪大学, 産業科学研究所, 准教授 (00362624)
林 雄介 大阪大学, 産業科学研究所, 特任助教(常勤) (70362019)
|
Keywords | オントロジー工学 / オントロジーアウェア / オーサリングシステム / 学習教授理論 / 標準化技術 |
Research Abstract |
本研究ではオントロジー技術を用いることにより,理論と標準化技術の乖離を解消し,健全で有効なLOの蓄積,流通,知的再利用環境としての学習・教授理論と標準化技術の両方にCompliantなLO再利用オーサリング支援システムを構築すると同時にその成果をオントロジー技術の発展にフィードバックすることを目的としている.今年度は,研究実施計画に基づき,以下の項目について研究を進めた. 1.標準化技術との対応:学習シナリオのLDへの変換とその利用 学習・教授理論を参照して作られた学習シナリオを標準化技術であるIMS-LDに変換する方式を開発した.本システムが持つ機能分解木の中間レベルには各ゴール(教授行為)の達成方式と理論の関係が明示的に保たれているので,シナリオの設計意図と正当性の情報をLDに付加することができる. 2.公開したオントロジーについての意見聴取と改良 昨年度から公開しているOMNIBUSオントロジーについて,ITS2008,ICCE2008といった学習支援システム研究においてトップレベルの国際会議で発表・デモを行いこの分野での著名な研究者からからコメントをもらった。 3.理論サーバの設計およびクライアントとしてのオーサリングシステムの設計・開発 年度当初の予定を変更し,本年度はクライアントとしての知的オーサリングシステムが必要とする種々のガイダンス生成機能,経験的にうまくいった教授法などを順次追加出来るようなOpen性などに必要な機能仕様の策定と実装に集中した.まずはスタンドアローンアプリケーションとして実現することでこの研究の目的と最終成果のイメージが明確になり,学会での発表・デモで多くの意見と完成した時への期待を得ることができた.当初予定していたサーバの設計については,技術調査は終了しており,その実現を最終年度の課題として行い,当初からの最終目標を実現する予定である.
|
Research Products
(27 results)