2007 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
19200017
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Research Institution | Wakayama University |
Principal Investigator |
河原 英紀 Wakayama University, システム工学部, 教授 (40294300)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
入野 俊夫 和歌山大学, システム工学部, 教授 (20346331)
奥乃 博 京都大学, 情報学研究科, 教授 (60318201)
鹿野 清宏 奈良先端科学技術大学院大学, 情報科学研究科, 教授 (00263426)
猿渡 洋 奈良先端科学技術大学院大学, 情報科学研究科, 准教授 (30324974)
戸田 智基 奈良先端科学技術大学院大学, 情報科学研究科, 助教 (90403328)
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Keywords | 音声分析 / 音声変換 / 音源分離 / 喉頭摘出 / 聴覚 / 聴覚障害 / STRAIGHT |
Research Abstract |
平成19年度は、それぞれの要素技術および評価手法の基盤の形成を重点として研究を進めた。 (1)要素技術:STRAIGHT 現在のSTRAIGHTで問題となっていた計算量の大きさと、理論的な不透明性を根本的に解消するTANDEM-STRAIGHTという全く新しいアルゴリズムを開発した。本成果は、これからの本課題の推進に、大きく貢献する。 (2)要素技術:音声変換 微弱音源を用いた喉頭摘出者音声から健常者ささやき声への声質変換の研究を進め、大きな成果を上げた。本研究は、若手研究者の奨励賞を受賞している。また、音声テクスチャマッピングという手法に基づく母音に注目した音声変換法の研究を進めた。 (3)要素技術:NAM 微弱振動子とNAMマイクを用いた発話障害者補助の研究を進め評価を行った。主観評価実験により自然性は大きく向上するが、明瞭性が少し低下することがわかった。 (4)要素技術:音源分離 実時間両耳ブラインド音源分離のアルゴリズムに、マイクロホン特性を音源の位置に応じて変更できるゾーンジェネレータの機能を加え性能の向上を確認した。 (5)聴覚障害者の支援/評価 聴覚障害者に対して「What you hear is what I see.」という「音を見せる」技術による情報保障技術の検討を行った.具体的には8本のマイクロフォンを使用したロボット聴覚システムHARKから得られる音源定位,音源分離情報をHMDに提示し,周辺の音環境の変化を視覚情報として見せることにより,聴覚障害者に情報提供を行うシステムを開発し,その有効性を確認した.
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Research Products
(38 results)
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[Remarks] 以下の表彰を受けた。
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[Remarks] 中村圭吾,音響学会関西支部・若手研究者交流研究発表会奨励賞,2007年11月
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[Remarks] 中村圭吾,電気関係学会関西支部連合大会奨励賞,2008年03月