2007 Fiscal Year Annual Research Report
トランスポゾンシステムを利用したC57BL/6マウスにおけるミュタゲネーシス
Project/Area Number |
19200034
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Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
竹田 潤二 Osaka University, 先端科学イノベーションセンター, 教授 (50163407)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
堀江 恭二 大阪大学, 医学系研究科, 准教授 (30333446)
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Keywords | トランスポゾンシステム / ミュタゲネーシス / C57BL / 6マウス / 表現型解析 |
Research Abstract |
これまで行っていた生殖細胞系列でのトランスポゾン転移の実験は、mixedバックグランドだった。同様のシステムをB6バックグランドで再構築する。すなわち転移の駆動力になるトランスポーゼース発現トランスジェニックマウス(SBマウス)と、トランスポーゼース認識配列を有するトランスジェニックマウス(GFPマウス)をそれぞれB6バックグランドで樹立することを目的とした。SBマウスは駆動力の高いマウスを1ライン選択するために、B6由来ES細胞に効率よくノックインできるターゲティングベクターを作製した。そのターゲティングベクターは、遺伝子が持続的で安定に発現しうるROSA26遺伝子座に目的とする遺伝子を挿入できるものである。従来のROSA26遺伝子座へのターゲティングベクターは、非相同組み換え体の獲得頻度が高かったのでスプライスアクセプターを薬剤耐性遺伝子(Neo)の上流に挿入し、相同組み換え体の獲得頻度を上昇させる工夫をした。実際にF1(126×B6)タイプのES細胞にトランスフェクトして調べたところ、多くのコンストラクトで必ずNeo耐性株のうち半数以上は目的のノックインクローンであることが判明した。現在、トランスポーゼース(SB)をROSA26ターゲティングベクターに挿入する準備をしているところである。なお、B6由来のES細胞は、購入予定である。 GFPラインに関しては、多くのラインからベストのラインを選択する準備をした。
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Research Products
(2 results)