2007 Fiscal Year Annual Research Report
実世界での実験・実習・体験とu-Learningの融合
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19200055
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Research Institution | The University of Tokushima |
Principal Investigator |
矢野 米雄 The University of Tokushima, 大学院・ソシオテクノサイエンス研究部, 教授 (40035663)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
金西 計英 徳島大学, 高度情報化基盤センター, 准教授 (80204577)
緒方 広明 徳島大学, 大学院・ソシオテクノサイエンス研究部, 准教授 (30274260)
松浦 健二 徳島大学, 高度情報化基盤センター, 助教 (10363136)
光原 弘幸 徳島大学, 大学院・ソシオテクノサイエンス研究部, 講師 (90363134)
三好 康夫 徳島大学, 大学院・ソシオテクノサイエンス研究部, 助教 (20380115)
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Keywords | ユビキタス学習(u-Learning) / モバイル学習 / 実世界 / e-Learning / インタラクション / 教材コンテンツ / RFID / 携帯情報端末 |
Research Abstract |
講義(理論中心)と実験や実習など実世界での学習場(応用中心)、実世界での学習とe-Learningをシームレスに関連づけるユビキタス学習環境の基盤構築、システムの開発、その試用実験を行った。以下に主な研究成果を示す。 1 語学学習を対象に、PDA、GPS、無線情報通信を活用して、実世界で場所や人とのインタラクションにより実践的(体験的に)に学習ができるユビキタス学習システムを開発した。教室では教師が実世界で学習中の学習者とインタラクションを行うことができ、実世界の場所や時刻と対応づけられた教材を共有・再利用することもできる。試用実験を通じ、この学習手法に対するモチベーションの高さや有用性を確認した。 2 e-Leamingコンテンツを実世界(教室)での学習と対応づけるため、コンテンツのインタラクティブ性を向上させた学習支援システムを開発した。学習者はコンテンツを編集することが可能で、編集されたコンテンツの内容解析により、教員と学生間の相違を気づかせるなどの学習効果が得られる。試用実験を通じて授業内容の理解度向上を確認した。 3 RFID技術によりビデオコンテンツを実世界のオブジェクトに関連づけ、実世界における学習においてコンテンツを適応的に配信するシステムを開発した。また、授業などの事前・事後学習で活用できるコンテンツ共有・検索システムも開発した。試用実験により、学習の振り返りに有効であることを確認した。 4 ユビキタス学習における学習者やコンテンツといった知識に関する情報を、実世界のオブジェクトを介するリンク構造から可視化するシステムを開発した。 5 参加型シミュレーションを支援するモバイル学習支援システムを開発し、アルゴリズムに関する授業で試用実験を行った。従来のアルゴリズム学習法よりも、協調的に学習できることを確認した。
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Research Products
(20 results)