2008 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
19201010
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Research Institution | Toyohashi University of Technology |
Principal Investigator |
宮田 譲 Toyohashi University of Technology, 工学部, 教授 (20190796)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
廣畠 康裕 豊橋技術科学大学, 工学部, 教授 (60023347)
大貝 彰 豊橋技術科学大学, 工学部, 教授 (10160433)
渋澤 博幸 豊橋技術科学大学, 工学部, 准教授 (70291416)
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Keywords | 道路整備便益 / 応用都市経済モデル / 総合的環境評価 / CGEモデル / 土地利用モデル / 地球環境問題 / 物質循環 / GIS |
Research Abstract |
本年度の研究は3つの方向にまとめられる。第1は都市形成に関する理論的研究の再考である。昨年度に理論をほぼ完成させたが,土地市場均衡条件に若干の不備がありこれを修正した。第2は三遠地域(愛知県東部と静岡県西部)を対象として,経済-交通-環境モデルを構築しているが,交通配分方法を確定均衡から確率均衡の考え方に変更した。このモデルを用い対象地域での道路整備により,どのような経済便益が発生するのか,またCO_2,NO_x,SO_x,浮遊粉塵などの環境負荷変化をシミュレーションし,昨年度の結果と比較検討を行った。さらにゾーン別の税収をシミュレーションし,国や自治体にどのようなメリットが在るのかも検討した。第3は対象地域の拡大を目指した新たなモデル概念の考察とデータ収集である。昨年度に引き続き財市場,労働市場,土地市場が均衡するような新たなモデル概念を検討した。また愛知県,静岡県,長野県について町丁目別に人口,産業別従業者数,農業データ,土地利用,環境負荷原単位をGIS上で整備した。本年度についても交通を考慮した総合的環境評価モデルの成果を出せたことの意義は大きい。
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Research Products
(24 results)