2008 Fiscal Year Annual Research Report
精子幹細胞の遺伝子改変によるノックアウト動物の作製
Project/Area Number |
19201040
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Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
篠原 隆司 Kyoto University, 医学研究科, 教授 (30322770)
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Keywords | 精子形成 / 幹細胞 / 顕微授精 / 移植 / セルトリ細胞 |
Research Abstract |
平成20年度に我々はハムスターGS細胞の樹立に成功し、これを報告した。マウスの場合にはLeukemia inhibitory factor, Glial cell-derived neurotrophic factor, Epidermal growth factor, basic fibroblast growth factorの存在下でembryonic fibroblastのfeeder細胞の上で培養することが精子幹細胞の確立に必要であった。ハムスターのGS細胞においてもこれらと同じ因子を添加することによりGS細胞を樹立することができた。ハムスターGS細胞にはレンチウイルスにより遺伝子導入を行ない、免疫不全であるヌードマウスの精巣にマイクロインジェクションを行なうことで、ハムスターGS細胞由来の精子形成を確認することができた。しかしながら、この操作によりできたround spermatidを用いて顕微授精を行なったところ、トランスジェニックハムスターを産出することはできなかった。
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