2007 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
19204028
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Research Institution | Okayama University |
Principal Investigator |
吉村 太彦 Okayama University, 大学院・自然科学研究科, 教授 (70108447)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
中野 逸夫 岡山大学, 大学院・自然科学研究科, 教授 (90133024)
福見 敦 岡山大学, 理学部, 助教 (40426656)
中嶋 享 岡山大学, 理学部, 特別契約職員助教 (80400240)
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Keywords | ニュートリノ対生成 / マヨラナ粒子 / ニュートリノ質量 / リドベリ原子 / 原子冷却 |
Research Abstract |
1,高精度な実験を行うために、レーザーの周波数を原子の遷移周波数に正確に一致させる必要がある。周波数変調を利用した周波数安定化システムを構築し、周波数ドリフトを1MHz/hour以内、確度にして10^<-8>〜10^<-9>を達成した。 2.(ニュートリノ対生成の基礎研究の一環として)励起原子集団の超放射現象や原子衝突による緩和過程に関する基礎データの収集を目的とし、微弱蛍光検出システムを構築した。これにより、100光子/秒〜10^9光子/秒レベルの蛍光検出が可能となり、Rb原子をテスト標的とした原子衝突断面積や蛍光時間分布の測定を行った。 3.標的のコヒーランス効果を利用した、弱い遷移過程の新たな増幅機構を理論的に解明した。電磁超放射と類似の機構であるが、ニュートリノ対生成のときには、有限質量効果により、さらに増幅度が大きいことが期待される。
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Research Products
(2 results)