2007 Fiscal Year Annual Research Report
多金属協奏機能を目指した精密ヘテロ金属集積ナノ材料の創製
Project/Area Number |
19205020
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Research Institution | Keio University |
Principal Investigator |
山元 公寿 Keio University, 理工学部, 教授 (80220458)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
今岡 享稔 慶應義塾大学, 理工学部, 助教 (80398635)
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Keywords | デンドリマー / 金属集積 / 錯形成 / ナノ材料 / 有機-金属ハイブリッド / 分子認識 |
Research Abstract |
代表者らのポテンシャル勾配をもつフェニルアソメチンデンドリマーは、イミン配位サイトに金属イオンを精密に配列させて、所望のポテンシャル勾配の増幅や設計ができる。25種類の金属イオンの集積を可能とし、錯形成定数の大きい順(FeCl_3>AuCl_3>SnCl_2)に、内側の第1層に鉄、第2層を金で外側の層をスズで飾り付けた異種金属配列させたヘテロ金属集積高分子の合成する。金属種を更に拡張し、他の金属種について、錯形成能を確認した。次に集積分子を金属イオンから設計自由度の高い有機機能分子へ拡張した。ルイス酸性の金属塩がイミンサイトに配位する訳で、当然、有機金属カチオンおよび有機カチオンも集積されると予想し、金属から有機分子へ拡張、既に予備的にデンドリマーへの集積を確認している。次にフェニルアソメチンデンドリマーへの分子集積のためのポケットの探索を実施した。Yの字型のフェニルピリジンが選択的に集積される事を見いだした。分子動力学法よるポケットの可視化を実施、Yの字型分子を集積できるポケットを明らかにした。分子認識のシュミレーションを動画で可能とした。
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