2008 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
19205030
|
Research Institution | Kyushu University |
Principal Investigator |
君塚 信夫 Kyushu University, 大学院・工学研究院, 教授 (90186304)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
森川 全章 九州大学, 大学院・工学研究院, 助教 (10363384)
黒岩 敬太 九州大学, 大学院・工学研究院, 助教 (70336006)
|
Keywords | 混合原子価 / 強誘電性 / 分子組織化 / ラメラフィルム / 電気力顕微鏡 |
Research Abstract |
本研究は、自己組織性を有する新しい混合原子価金属錯体を設計・開発し、錯体内の電子密度分布を常温・常圧で制御した、革新的な超分子強誘電体システムを創製することが目的である。 本申請者は、これまで"分子の自己組織化"を基礎に、一次元金属錯体を主鎖とする脂溶性ナノワイヤを開発してきた。一次元ハロゲン架橋白金混合原子価錯体を脂質により超分子被覆したナノワイヤにおいては、分子集合と一次元共役電子系の形成を初めて連動でき、また一次元鎖内の電荷移動を脂質の分子構造に依存して制御できることを示した。この混合原子価錯体の分子組織化を利用すれば,従来にない強誘電性超薄膜を構築できると考えられる。 本研究においては,分子内の電子移動によって分極を生じる、混合原子価二核錯体に着目した。この電荷移動錯体に、絶縁部として長鎖アルキル鎖を導入した自己組織性の二核錯体を合成した。合成した両親媒性錯体について、分子集合特性を、単結晶X線構造解析、並びに分光学的手法により評価した。さらに、固体中における誘電率、誘電損失、並びに誘電ヒステリシスを測定することで、混合原子価錯体並びにその参照化合物の電気的特性を評価した。適宜分子設計の見直しと改良を図りながら,混合原子価錯体を含む安定な自己組織体,並びにその単結晶やキャストフィルムを得るために必要な錯体分子の構造を明らかにした。今後、これら二核錯体において外部電場の印加に伴い二核錯体内の電子密度分布を評価し,巨視的な双極子配向の制御と強誘電性の発現を実現できると期待される。
|
Research Products
(31 results)
-
[Journal Article] Nanoparticles of Adaptive Supramolecular Networks Self-Assembled from Nucleotides and Lanthanide Ions2009
Author(s)
R. Nishiyabu, N. Hashimoto, T. Cho, K. Watanabe, T. Yasunaga, A. Endo, K. Kaneko, T. Niidome, M. Murata, C. Adachi, Y. Katayama, M. Hashizume, N. Kimizuka
-
Journal Title
J. Am. Chem. Soc 131
Pages: 2151-2158
Peer Reviewed
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-