2010 Fiscal Year Annual Research Report
地盤構造物設計のための体系的な性能設計と信頼性設計理論の構築と普及
Project/Area Number |
19206051
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Research Institution | Gifu University |
Principal Investigator |
本城 勇介 岐阜大学, 工学部, 教授 (10251852)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
吉田 郁政 東京都市大学, 工学部, 教授 (60409373)
西村 伸一 岡山大学, 環境学研究科, 准教授 (30198501)
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Keywords | 地盤工学 / 信頼性設計 / 性能設計 / 基礎構造物設計 / 確率統計解析 / クリギング / モンテカルロ法 / 設計コード |
Research Abstract |
本研究は、地盤工学における信頼性設計の問題点を克服する研究を実施し、また同時にこの分野の最新の知見を集約し、これを体系的に分かり易く一般地盤工学技術者・大学院生・研究者等に発信することを目的としている。このために、次の3つの課題を立て、研究を遂行した。 課題(A):「研究の方法」に詳述する研究課題について、研究を遂行し成果を公表する。 課題(B):国際ワークショップを開催する。 課題(C):地盤工学の性能設計・信頼設計法について体系的に解説した書籍を出版する。 課題(A)については、順次学術雑誌や国際会議で発表してきた。最終年度は,これらを体系的にとりまとめた。国内外で3回の大学院の集中講義(ミューヘン工科大学,アジア工科大学院,岐阜大学)の機会があり,取りまとめの機会が提供された. 課題(B)については、2009年度に国際会議IS-Gifuを、6月10-11日に岐阜国際会議場で開催し、56編の論文発表、国外30名,国内約70名の参加を得、成功裏に会議を終了した。成果は、Taylor and Francisの出版物として、世界的に販売されている. 課題(C)については、下記に示すように,多くの学術誌(今年度は,15件),国際会議論文発表(今年度16件)を行った.さらに,現在印刷準備中の本研究の成果報告書の大部分は,地盤構造物の信頼性設計に関する解説書の原稿である.今後,適当な出版の機会を見つけて公表したい.なお,研究代表者は,2011年6月にミューヘンで開催される国際シンポジウムで,主講演である第2回Wilson Tang Lectureの講演者に内定しており,その発表内容は,本研究成果の主要部分である.
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Research Products
(21 results)