2008 Fiscal Year Annual Research Report
岩質材料のマイクロ・リストラクチャリングに関する研究
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19206095
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| Research Institution | Hokkaido University |
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Principal Investigator |
金子 勝比古 Hokkaido University, 大学院・工学研究科, 教授 (20128268)
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| Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
高橋 弘 東北大学, 大学院・環境科学研究科, 教授 (90188045)
五十嵐 敏文 北海道大学, 大学院・工学研究科, 教授 (90301944)
佐藤 努 北海道大学, 大学院・工学研究科, 准教授 (10313636)
村田 澄彦 京都大学, 大学院・工学研究科, 准教授 (30273478)
川崎 了 北海道大学, 大学院・工学研究科, 准教授 (00304022)
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| Keywords | 岩石 / コンクリート / 微視構造 / X線C-T / 3次元可視化 / 透水性 / 遮水性 / 粉砕 |
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| Research Abstract |
岩質材料のマイクロ・リストラウチャリング技術の構築を目的に以下の研究を実施した。
1) 亀裂進展プロセスとその制御に関する理論的・実験的検討 : 動的圧力作用下における亀裂の視点プロセスを解析し, ガイドホールによる亀裂方向制御のメカニズムを明らかにした。特に, 破断面と設計破断面との差を分析し, 亀裂方向制御の精度を定量化した。また, 岩石のDT試験により, サブクリティカル亀裂進展に及ぼす湿度の影響を明らかにした。特に, サブクリティカル亀裂進展の湿度依存性は応力腐食現象のみで説明できないこと, 砂岩の場合は粘土鉱物の影響が強いこと等を明らかにした。
2) 微視亀裂・間隙の充填法と導入法に関する実験的検討 : カルシウムとグルコース溶液を浸透させた土試料および模擬地盤材料をμX-CTで観察し炭酸カルシウム析出挙動を定量的に明らかにした。また, セメント系材料についてカルシウムの溶脱と沈積による亀裂閉合プロセスを解明するために, 人工海水および人工地下水を用いた長期浸漬実験を実施し, そのプロセスをμX-CTとEP漁により観察した。これにより亀裂の開口部口元から閉塞が始まること, その析出鉱物は炭酸カルシウムを主成分とすることが明らかとなった。
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